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ARTIST
ORCHESTRA

Orchestra de Paris

パリ管弦楽団

1828年に産声をあげたパリ音楽院演奏会協会を前身とするパリ管弦楽団(OdP)は、1967年11月14日に、シャルル・ミュンシュの指揮のもと、初公演を行った。以来、楽団はヘルベルト・フォン・カラヤン、サー・ゲオルク・ショルティ、ダニエル・バレンボイム、セミヨン・ビシュコフ、クリストフ・フォン・ドホナーニ、クリストフ・エッシェンバッハ、パーヴォ・ヤルヴィ、そしてダニエル・ハーディングに率いられてきた。

OdPは、半世紀のあいだ幾度か演奏拠点を変えた後、2015年1月の開館時に新コンサート・ホール「フィラルモニー・ド・パリ」(設計:ジャン・ヌーヴェル)のプリンシパル・レジデント・オーケストラに就任した。OdPは2019年1月には、この世界に二つとない稀有な文化拠点と統合され、豊かな楽団の歴史に新たな一時代を添えることになった。現在OdPは、楽団の伝統と「フランスらしさ」を一層はぐくみ育てるフィラルモニー・ド・パリで演奏を重ねながら、同ホールの各種芸術プロジェクトにおいて中心的な役割を担っている。

フランス初の交響楽団であり、現在119名の楽員を擁するOdPは、フィラルモニー・ド・パリでの定期演奏会や海外ツアーなどを通じて、毎シーズン約100公演を聴衆に届けている。

長きにわたり、自他ともに認める「フランス音楽の伝統の擁護者」としてレパートリーを築いてきたOdPは、19・20世紀の音楽作品の演奏において重要な役割を演じるとともに、レジデント・コンポーザー制度、多数の新作初演、20世紀を代表する作曲家たち(メシアン、デュティユー、ブーレーズなど)の楽曲を集めたツィクルス公演などを通じて、現代音楽の発展にも貢献してきた。

1968年にシャルル・ミュンシュとともに初の米国ツアーを実現させて以来、OdPはヨーロッパの主要音楽都市のみならず、日本、韓国、中国からも定期的に招かれており、各地の聴衆たちと格別に密な関係を築いてきた。

フィラルモニー・ド・パリが展開する芸術的および教育的な取り組みにおいて重要な役割を果たすことになったOdPは、以前にも増して若い聴衆の開拓と育成に情熱を注いでいる。そのためOdPは、フィラルモニー・ド・パリ内のさまざまな場所はもとより、パリ市内やパリ郊外などにもその活動領域を大きく広げながら、ファミリー、学生、音楽との接点がない市民やホールへの来場が困難なひとびとに、きわめて多様なかたちで音楽を提供している。また近年は、才能に恵まれた楽員たちの演奏を出来る限り多くの聴き手に届けるべく、「Radio Classique」「France Musique」「Arte」「Mezzo」「France Télévisions」などのラジオ・テレビ局とパートナーシップを築きながら、視聴覚メディアを通じた存在感の強化にも力を入れている。

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