2008.6.13(Fri)


●来日を前に・・・P=L.エマールのメッセージ&特設ページup!

だと暑くなり、になると肌寒くなる
・・・というこんな最近の気候。
体調が整わなくて大変、という方も多いのではないでしょうか。
僕もちょっと辛
さっさと真夏になってくれないかなーって感じです。


さて、あと少しと迫った
ピエール=ロラン・エマールのピアノ・リサイタル


先日NHK「芸術劇場」でオンエアされた
J.S.バッハ『フーガの技法』の全曲演奏会ライヴもご覧になっていただけましたでしょうか?
pierre-laurent_aimard_photo by Guy Viven.jpg

凄かったですねー。解説で「この未完の大作は世界遺産だ」というコメントがありましたが、
今回の演奏をひっくるめて、まさに世界遺産と思いました。
(そういえばシフも先日来日した際のインタビューで、自分が60歳になったら自らの最終の課題として『フーガの技法』を弾きたいと言っていました)


そのエマール本人から動画メッセージが届きました。
 ⇒コチラ です。

エマール、大いに語っております

それからもう1つ。
e+ CLASSIX のブログをぜひご覧あれ。音楽評論家の真嶋雄大氏が、
「縦横無尽――エマールの"ただならぬ"ピアノへの期待~新しいレパートリーと古いレパートリーの結婚~」
という、大変に興味深いエッセイを掲載しています。
今回のリサイタルでは、バッハ「フーガの技法」の間にカーターやメシアンが挟み込まれ、最後をベートーヴェンで締めくくるというプログラムになっています。少し変わった曲順に「どういう意図なんだろう」とお感じの方も多いでしょう。エッセイではその謎(?)に迫ります。
⇒コチラです。


先日もご紹介した通り、「Kajimoto Concert」誌上でも
このプログラミングについて、かなり詳細にインタビューをしておりますが
もしかすると、音楽を専門にしている方、もしくは自分で演奏、研究なさる方以外の方には「随分難しいこと言ってるな~」と思われるかもしれません
でも、こういう筋の通った、熟考に熟考を重ねたプログラムを超一流の名人が弾くのを実際に聴いていただければ、
スッキリと流れにのって、何も考えなくてもその世界でじっくり楽しんでいただけると思うのです。

また特にエマールの場合、
ああいう緻密で奥行きあるバッハを弾くからこそ、現代の音楽を見事に弾ける
現代の音楽を曖昧でなく、あれだけクリアーに弾けるからこそ、こういう見事なバッハを弾ける
のだな~、と僕は強く感じます。
エマールが現代稀にみる名ピアニストで、
今や世界中で引っ張りだこの存在であり、
彼こそが21世紀という新時代を活躍するピアニストの典型となっていくだろうことを
皆様にも納得していただけるのではないかと思うのです。


エマールが頭角を現わしてきた10数年前に、
あの名匠アルフレート・ブレンデルが日本でのインタビューで
エマールがメシアンやリゲティなどの難曲を、いともたやすく、古典音楽のように弾いているのに接すると、
一体彼の頭の中、身体の中はどうなっているのか、かち割って見てみたくなる。
時代は変わったんだよね。

と言っていたことが、僕には忘れられません。

またついつい熱くなって長くなりましたm(_ _)m

エマール3年ぶりのソロ・リサイタル、
どうぞお楽しみに
チケットのお申し込みはコチラから

また「フーガの技法」はユニバーサル・ミュージックからCDが発売され、話題となっておりますが、
まもなく最新盤メシアン・アルバム(今回演奏される前奏曲も含まれます)も発売となり、下記で視聴できます。ぜひ

J.S.バッハ:フーガの技法はコチラ
メシアン・アルバムはコチラ

Friday June 13, 2008