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ARTIST
PIANO

Lukas Geniušas

ルーカス・ゲニューシャス

ロシアとリトアニアの血を受け継ぐルーカス・ゲニューシャスは、同世代の中で最もエキサイティングで特色ある活動を展開するピアニストの一人である。

英・ガーディアン紙に「極めて優れた才能と円熟」と賞されたゲニューシャスは、ロンドンのウィグモア・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのサル・ガヴォー、ルーヴル美術館オーディトリアム、ニューヨークのフリック・コレクション、ワシントンのフィリップス・コレクション、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、ミラノのサラ・ヴェルディ、モスクワ音楽院大ホール、紀尾井ホールといった世界各地の一流ホールでのリサイタルに出演。ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ジャコバン国際ピアノ音楽祭、ラインガウ音楽祭、ルール・ピアノ・フェスティヴァル、エルマウ城音楽祭、ロッケンハウス音楽祭といった音楽祭にも定期的に招かれている。

オーケストラとの共演も多く、ワレリー・ゲルギエフ、ミハイル・プレトニョフ、レナード・スラットキン、シャルル・デュトワ、アンドレイ・ボレイコ、トゥガン・ソヒエフ、サウリュス・ソンデツキス、ドミトリー・シトコヴェツキー、アントニ・ヴィト、ラファエル・パヤーレ、ドミトリー・リスらの指揮のもと、フランス放送フィル、フランス国立リヨン管、N響、バーミンガム市響、スタヴァンゲル響、サンクトペテルブルグ・フィル、クレメラータ・バルティカ、ロシア・ナショナル管、マリインスキー劇場管、トロント響、ワルシャワ・フィルなどと演奏している。

天性の音楽的好奇心は尽きることがなく、そのレパートリーはバロックから現代作品に至るまで幅広い。ベートーヴェンのピアノ協奏曲はもとより、ヒンデミットの《ルードゥス・トナリス》やジョン・アダムズの作品を自在に弾きこなし、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフをはじめとするロシア人作曲家の作品にも強い関心を寄せている。室内楽にも熱心で、研究心を旺盛に、同時代の作曲家の新作や、知られざる作品の紹介にも力を注いでいる。

このような経歴は多彩なディスコグラフィにも反映されており、高い評価を得ている。これまでにベートーヴェン、ブラームス、ラフマニノフ(前奏曲全集)、ショパン(12の練習曲op.10、op.25)の作品を録音したほか、MIRAREからリリースしたプロコフィエフのソナタ集はクラシカ誌のショック賞やディアパゾン・ドール賞を受賞した。ヴァイオリンのアイレン・プリッチンとはストラヴィンスキー、デシャトニコフ、チャイコフスキーの作品を集めたディスクをMelodiyaからリリースしている。

1990年、モスクワ生まれ。2008年にモスクワのショパン音楽大学を卒業。2015年のチャイコフスキー国際コンクールと2010年のショパン国際コンクールの両方で第2位を受賞するなど、主要なコンクールで次々に輝かしい成績を収めた。

2015年からは、トロントに拠点を置く慈善プロジェクト"Looking at the stars"のアーティストに選ばれ、刑務所や病院、シェルターなどの施設に生の演奏を届ける活動に参加している。

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Lukas Geniušas & Charles Dutoit conducting the SSO – Rhapsody on a Theme of Paganini – Rachmaninov

Лукас Генюшас (фортепиано)

Lukas Geniušas – Sonata for Piano No. 2 – Prokofiev: Verbier Festival 2016

DISCOGRAPHY