DATE
2022.2.4 fri.
18:00
2022年2月4日(金)
18:00開演(17:15開場)
VENUE
サントリーホール 大ホール
PROGRAM
「序」
林英哲 英哲風雲の会
「モノクローム」
林英哲 英哲風雲の会(Special Version)
「海はかうかうと空に鳴り─祝歳の響宴」
林英哲 藤舎名生 藤舎呂悦 山下洋輔 麿赤兒
劇鼓「レオナール われに羽賜べ」
林英哲 英哲風雲の会
TICKET
S席11,000円/A席8,500円/
学生席3,500円(税込)

12.12 ON SALE

主催:KAJIMOTO
後援:浅野太鼓文化研究所、太鼓の里 浅野
     協力:東京音協、英哲太鼓の会
企画/制作:遙[ハル]

MESSAGE
ご挨拶

人生の70年を迎え、ご縁のあるゲストの皆様、弟子たちと共にコンサートを開催させていただく運びとなりました。前回は、私一人きりで二時間ちかく独奏する、というソロでの第一章、1年後の今回は多彩なゲストを交えての第二章、という、足かけ二年のコンサートです。

ゲストの皆様は、19歳の時から指導を受けた笛方の藤舎名生先生、囃子方の藤舎呂悦先生、ソロ活動最初期からのお付き合いの山下洋輔さん、最初のコンサートから共演の舞踏家の麿赤兒さん、という私にとっての言わば恩人の方々です。

「海はかうかうと空に鳴り」のタイトルは萩原朔太郎の詩「仏陀」の一節から借りたものです。「たえがたくさびしい荒野の涯」から、一人歩みを始めた私の、届くかどうかわからないこの音を、どうか聞いて欲しい、という心ですが、今回はこのような豪華なゲストとの共演ですから、祝祭的な心でやらせていただきます。

「英哲風雲の会」はいつの間にか増えた私の弟子たちですが、今や私の歩みをしっかり受け止めて共に歩んでくれる、最強の打ち手に育ちました。現在の日本の太鼓アンサンブルの中で、類のない最高レベルの表現を、彼らとともにお届けしたいと思っております。

「古希」と言われても、私はこれまで年齢を気にすることなく歩んで来たので、内心このようなコンサートは大げさにも思いますが、しかし当然もう若くはないので、元気な姿でいられるよう精進しつつ、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

林英哲

PROFILE
プロフィール

林 英哲
はやし・えいてつ
太鼓奏者、作曲・演出家/英哲風雲の会主宰・芸術監督

©M.Tominaga

佐渡・鬼太鼓座、鼓童の創設に関わって11年活動した後、1982年にソロ活動を開始。初の和太鼓ソリストとして、独奏法の創作、舞台作品の創作、演出、オーケストラとの共演など、前例のない“太鼓音楽”の表現を築き、国内外で活躍している。

欧米をはじめ54カ国で公演。カーネギーホール出演やベルリン・フィルと共演したほか、独自のコンサート・ツアーを行っている。パリの「ジャポニスム2018」はソールドアウトで大成功。また、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会主催「NIPPONフェスティバル」公式映像での音楽、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でのソリスト参加や、藤倉大らの現代曲の初演なども行う。東京藝大客員教授、筑波大学院講師など歴任。2021年に演奏活動50周年、2022年は独奏40周年を迎える。

1997年芸術選奨文部大臣賞、2001年日本伝統文化振興賞、2017年松尾芸能賞大賞、2021年JST山本邦山記念賞を受賞。

http://www.eitetsu.net/

英哲風雲の会
えいてつふううんのかい

©Makoto Ebi

林英哲の弟子によるユニットで1995年結成。「風雲の会」とは熟語の「英主と賢臣とが出会うこと、志を遂げる好機」から採ったもので、プロ活動を志す若手奏者の育成とその活躍の場を提供する目的をもつ。13名による初作品「七星」を始め、林英哲コンサートのメンバーとして多くの舞台作品に参加。海外ツアーや、オーケストラ、邦楽、邦舞、歌舞伎、ジャズなど、多様な場での経験を元に、各自が独自のソロ活動を展開している。

2012年、国立劇場『日本の太鼓』公演では、林英哲監修「光の群像」と題し、メンバー創作曲を中心にトリを務めた。音楽経験を積んだプロの打ち手として、その圧倒的なパフォーマンスは海外でも大反響を呼んでいる。

今回のコンサートではメンバーの中から、上田秀一郎、はせみきた、田代誠、辻祐、服部博之、木村優一、小泉謙一、谷口卓也が出演する。

藤舎名生
とうしゃ・めいしょう
横笛奏者

1941年東京生まれ。父は藤舎流笛家元・故藤舎秀蓬。1957年東京NHK邦楽技能者育成会入学(第6期。同年に、伯父・四世藤舎流家元・藤舎呂船の内弟子となる。1989年、約600年前の猿楽で観阿弥の笛方であった世阿弥の習道書に“名人、名生あり”と記された、二代目藤舎名生を襲名。京都芸妓の笛指導に携わりながら、歌舞伎、舞踊、ジャズ、クラシックなど幅広い音楽活動を展開。日野皓正、山下洋輔、服部克久、神津善之氏など共演多数。2019年重要無形文化財「長唄鳴物」保持者(人間国宝)に認定。2021年旭日小綬章受賞。

藤舎呂悦
とうしゃ・ろえつ
邦楽囃子方

1940年横浜生まれ。四世藤舎呂船、初代呂秀に師事。主に邦楽囃子として歌舞伎、古典舞台、NHK放送等での活動を主としながら、七十年代より武満徹、諸井誠氏らの現代音楽作品に協働、またN響、大阪フィル、京響とのクラシック音楽をはじめ多くの異種アーティストと共演し、邦楽界において前衛的な活動もしてきた。インド国際音楽祭、ウィーン、オーストラリア、フランスルーヴル美術館オーデトリム等、多くの海外公演にも参加。92年尺八の初代山本邦山氏、三味線の本條秀太郎氏三名でリリースしたCD「化転」においては制作記念としてアメリカツアーを行う。80年宮下秀冽作品「花鳥風月」において共働者として芸術祭優秀賞受賞。

山下洋輔
やました・ようすけ
ピアノ

©Akihiko Sonoda

1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外の一流ジャズ・アーティストとはもとより、和太鼓やシンフォニー・オーケストラとの共演など活動の幅を広げる。88年、山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開する。2016年、ウィーンで佐渡裕指揮のトーンキュンストラー管弦楽団と共演。2019年、山下洋輔トリオ結成50周年を祝う。2020年、最新ソロピアノ・アルバム『クワイエット ・メモリーズ』をリリース。99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章、12年旭日小綬章受章。国立音楽大学招聘教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。

麿 赤兒
まろ・あかじ
大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優

©白鳥真太郎

1943年生まれ、奈良県出身。1965年唐十郎の劇団「状況劇場」に参画。唐の「特権的肉体論」を具現化する役者として、1960~70年代の演劇界に大きな変革の嵐を起こし、多大な影響を及ぼす。1966年役者として活動しながら舞踏の創始者である土方巽に師事。1972年「大駱駝艦」を旗揚げし、舞踏に大仕掛けを用いた圧倒的スペクタクル性の強い様式を導入。“天賦典式”(てんぷてんしき:この世に生まれたことこそ大いなる才能とする)と名付けたその様式は、国内外で大きな話題となり、BUTOH」を世界に浸透させる。精力的に舞踏作品を発表し続けているほか、映画・TV・舞台等においても独特の存在感を放ち、ジャンルを越境し先駆的な地位を確立している。