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Ikuyo Kamiya

神谷 郁代

井口愛子氏に師事。桐朋学園高校卒業の年に毎日音楽コンクール第一位受賞。エッセン音楽院卒業。クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼ氏らに師事。

1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューに際しては、辛口批評家で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。

小澤征爾、若杉弘、ホルストシュタインなどと共に、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団などの国内主要オーケストラを始め、サンクトペテルブルク交響楽団、パイヤール室内管弦楽団などと共演。日本フィルハーモニー創立30周年記念ヨーロッパ公演にソリストとして同行。室内楽においてもクリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団などとの共演で好評を得る。ケニヤ・南アフリカなどのアフリカ各国、ウクライナ、メキシコなどに活動範囲を広げた。

レパートリーはドイツ古典から、プロコフィエフ、ラヴェル、プーランクなど幅広く、さらに現代作品の紹介にも積極的に取り組んでいる。野田輝行氏の尾高賞受賞作「ピアノ・コンチェルト」をNHK交響楽団と初演。1988年には「モーツァルト:ピアノ協奏曲の夕べ」によって芸術祭賞を受賞。「モーツァルトという天才がのぞいた虚無と等質の虚無を抱いている神谷郁代だけがうたうことができる音楽」と評された。

レコーディング活動においては、RCAでモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなど20枚以上を録音。中でもベートーヴェン「熱情ソナタ」は、アメリカ国内で2万枚以上のセールスを記録した。最近ではフォンテックよりベートーヴェンのソナタ集、カメラータより別宮貞雄氏の協奏曲をリリース。fine N&Fよりベートーヴェンの第4番とグリーグの協奏曲(共演:モスクワ放送交響楽団)、J.S.バッハの作品をリリース。

2008年7月には、念願のシューベルトの作品を集めたCD「神谷郁代プレイズ・シューベルト」(fine N&F)をリリース。この録音が「第21回ミュージックペンクラブ音楽賞受賞。長年の体験を綴ったエッセイ集「魔法の指のひみつ」((株)ショパン)を出版。

京都市立芸術大学教授、また日本で最高の権威と歴史を持つ日本音楽コンクールの審査員を務めた。

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