THE
PHILADELPHIA
ORCHESTRA

ヤニック・ネゼ=セガン指揮
フィラデルフィア管弦楽団
2019年11月来日ツアー
来日公演2019

Music Director and Conductor:

YANICK NÉZET-SÉGUIN

DATE

2019.11.4mon.holiday
16:00

2019年11月4日(月.祝) 16:00 開演(15:30 開場)

PROGRAM

チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
(ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ)
マーラー
交響曲第5番 嬰ハ短調

TICKET

  • S¥32,000
  • A¥27,000
  • B¥22,000
  • C¥17,000
  • D¥13,000
  • プラチナ券¥37,000

主催: KAJIMOTO
後援: アメリカ合衆国大使館
協力: ユニバーサル ミュージック合同会社

DATE

2019.11.5tue.
19:00

2019年11月5日(火) 19:00 開演(18:30 開場)

PROGRAM

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
(ピアノ:ハオチェン・チャン)
ドヴォルザーク
交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界から」

TICKET

  • S¥32,000
  • A¥27,000
  • B¥22,000
  • C¥17,000
  • D¥13,000
  • プラチナ券¥37,000

主催: KAJIMOTO
後援: アメリカ合衆国大使館
協力: ユニバーサル ミュージック合同会社
提携: 東京芸術劇場(公益財団法人 東京都歴史文化財団)

Mahler Symphony No. 5 – Yannick Nézet-Séguin and The Philadelphia Orchestra

現代有数の名匠ネゼ=セガン率いる、
唯一無二
「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」
再び!

TEXT BY KAJIMOTO

フィラデルフィア管弦楽団はレオポルド・ストコフスキーが音楽監督を務めていた20世紀序盤、「打倒ニューヨーク・フィル」を胸に秘め、より良いサウンド作りのため、楽器の配置を変えたりフランス人演奏家を加えたり、新作を積極的に初演したり、ありとあらゆることを試みた。これが後に「フィラデルフィア・サウンド」となる原点と言えるだろう。それを引き継いだユージン・オーマンディはヴァイオリニスト出身だったため、より美しい音を出すボウイングなど具体的な弾き方の工夫を徹底、録音での集中した音作りのプロセスなどを通して“艶出しコートをしたような”唯一無二の「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」が完成、フィラデルフィア管は20世紀中盤には全米トップのオーケストラとなったのだった。そして名技性といい豊麗さといい、欧州のコンセルトヘボウ管と双璧と称えられ、その後それを損ねることなくムーティ、サヴァリッシュらが継承、それぞれの個性を加味していった。

この名門は21世紀に入って存続の危機を迎えたが、彼らはこれを乗り越える。2012年から音楽監督となったヤニック・ネゼ=セガンが救世主となったのだ。当時ドゥダメルやネルソンスらと共に指揮界に台頭した、ネゼ=セガンの、豊かなエネルギーを迸らせ、美麗で活気ある演奏を生み出す才能は、楽団のモチベーションを立て直し、持ち前のサウンドを蘇らせ、新たな黄金時代を築いた。それは来日公演での演奏や名録音の数々が証明している。ネゼ=セガンは2018年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督にも就任。彼は今や、押しも押される米国音楽界の盟主である。

今回のツアーでは、ベルリン・フィルのワルトビューネ公演で「第8交響曲」を、METでは「ルサルカ」を指揮してネゼ=セガンとの自然な相性を印象付けたドヴォルザーク(「新世界から」)。そして同じボヘミアの作曲家マーラー「第5」(録音でのバイエルン放送響との「巨人」も見事)。加えて楽団ゆかりのラフマニノフのピアノ協奏曲に、そのコンビの録音が数々の受賞となったバティアシュヴィリとの共演が生で聴ける。すべてにおいて今のフィラデルフィア管の美点が活きる演目にどうかご期待あれ!

SCHEDULE

2019 11.3 sun.holiday

2019 11.4 mon.holiday

[プログラムB]

2019 11.5 tue.

[プログラムA]

2019 11.7 thu.

15:00

東京/NHKホール

[プログラムA]

PROGRAMA

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
(ピアノ:ハオチェン・チャン)
ドヴォルザーク
交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界から」

PROGRAMB

チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
(ヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ)
マーラー
交響曲第5番 嬰ハ短調

PROFILE

フィラデルフィア管弦楽団|The Philadelphia Orchestra
1900年創設。アメリカ屈指、世界有数のオーケストラとして、ストコフスキー、オーマンディ、ムーティ、サヴァリッシュ、エッシェンバッハ、デュトワらが音楽監督や首席指揮者を務め、「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」と称賛される、世界でも唯一無二の豊麗な音色を築き上げた。その伝統と最上の技量はアップデートされ、2012年からネゼ=セガンがそれを率い、さらに向上させている。1936年に米国の楽団として初めて欧州ツアーを敢行し、ラフマニノフ「交響的舞曲」「ピアノ協奏曲第4番」の世界初演、マーラー「第8交響曲」やストラヴィンスキー「春の祭典」の米国初演を行った楽団でもある。

ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)| Yannick Nézet-Séguin,Music Director and Conductor
2012年からフィラデルフィア管弦楽団の、18年からはメトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督を兼任する、現代屈指の指揮者。ニューヨーク・タイムズ紙は「豊饒な音色と燃えるような弦楽器で名高いフィラデルフィア管が、ネゼ=セガンの指揮でいまだかつてない優れたサウンドを聴かせる」と絶賛。モントリオール生まれ。同地で学んだ後、ジュリーニのもとで更なる研鑽を積んだ。ロッテルダム・フィルの音楽監督などを務め、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バイエルン放送響、ボストン響、スカラ座にも定期的に客演し、しなやかな音のドラマを生み出している。フィラデルフィア管のほか、ヨーロッパ室内管とはメンデルスゾーンやシューマンの交響曲全集のCDをリリースし、国際的な賞を数多く受賞。

リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)| Lisa Batiashvili, Violin
ジョージア(グルジア)出身。ミュンヘンで名教師チュマチェンコに師事し、1995年にはシベリウス国際コンクールで優勝。強力な集中で音楽を深く掘り下げ、今や現代を代表するヴァイオリニストの一人である。ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレとのブラームス、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管とのプロコフィエフの協奏曲のディスクはレコード・アカデミー賞はじめ、数々の受賞とともに音楽ファンに大きなインパクトを与えた。

ハオチェン・チャン(ピアノ)| Haochen Zhang,Piano
1990年上海生まれ。カーティス音楽院でグラフマンに師事し、2009年にヴァン・クライバーン国際コンクールで史上最年少優勝。以来、マゼール、ゲルギエフ、ティルソン=トーマスらの指揮でミュンヘン・フィル、フィラデルフィア管、ロンドン響、マリインスキー劇場管などと共演し、BBCプロムスやヴェルビエ音楽祭などにも招かれている。BISレーベルに録音しており、抒情あふれるシューマンのアルバムは高い評価を得た。