「大野和士氏の2008年9月1日からの国立リヨン歌劇場首席指揮者就任任命を、心より歓迎しております。
私自身、オーケストラの質の高さを知っておりますので、楽団員の皆さんのためにも、今回の任命を喜んでおります。偉大な指揮者、音楽家、劇場人である大野氏とオーケストラは、必ずや芸術的でプロフェッショナルな強い絆を築いていくと確信しております。また、今回の任命は、国立リヨン歌劇場が国際的に活躍する著名人を惹きつけることができるという証、劇場の創造性、影響力の広がりが、これからますます増していくという証明ですので、劇場のためにも喜んでおります。
そして最後に、建築家ヌーヴェル(注)による美しいオペラハウスに入る観客の皆さんのためにも嬉しく思います。この建物がさらに、音楽的な好奇心をそそる精神が宿る場所となるのですから。
ここで国立リヨン歌劇場総支配人であり、才能、企画力に溢れる逸材であるセルジュ・ドルニー氏が、大野和士氏との独創的なコラボレーションによって、多彩なオペラ製作やフェスティバルへの参加を共にすることを考えつかれたことに、祝意を表します。
親愛なる大野和士さん。あなたのような偉大な音楽家であり、実現したこのコラボレーションの成果と進化を、好奇心と共感を持って遂行していく人物を、喜んで迎える国にようこそいらっしゃいました。」
注 : 建築家 ジャン・ヌーヴェル
フランスを代表する建築家。最近オープンしたケ・ブランリー美術館、アラブ世界研究所などパリ市の名物となった建築のほか、日本では電通汐留本社ビルなどを手がける。「歴史と現代性の対話」をモットーにして、1993年にヌーヴェルによって改築された国立リヨン歌劇場のユニークな建物は、劇場の方針の象徴ともなっている。
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