「ブリュッセルのモネ劇場の音楽監督、大野は、感心するほど、神経の行き届いた演奏をする指揮者だ。細川の響きの茂みの中を、巧みにBBCウェールズ響を操るかと思えば、バリトン歌手、クリストファー・モールトンが、マーラー「さすらう若人の歌」で提示した、絶望への旅に、繊細かつ詳細を極めたサポートで寄り添う。そして、最後には、20世紀の交響曲のなかで、一番謎につつまれた作品に対して、これ以上無い回答を出した。どんな演奏を聴いても、答えが出るというより、より一層の謎を喚起することになるのが常であるショスタコーヴィッチの15番に対して。」
− The Guardian紙 (2006年8月8日)