2012.6.25(Mon)


<ブリジット・エンゲラーさんのご逝去に寄せて>


ブリジット・エンゲラーさんが6月23日の朝にお亡くなりになりました。

エンゲラーさんは、音楽プロデューサーのルネ・マルタンがその才能に魅せられ、自身の「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭や「ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭」、CD制作等において長年したしく仕事を共にしてきたピアニストです。

周知のとおり、エンゲラーさんは若くして指揮者カラヤンに認められ、1982年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の創立100周年記念ガラ・コンサートに出演して以来、数々の世界的指揮者・オーケストラと共演し、日本でも多くのファンをお持ちでした。

2005年に「ラ・フォル・ジュルネ」が日本で初開催された際にも素晴らしい演奏を披露してくださり、
「ラ・フォル・ジュルネ」の立役者のひとりとして、以後、クラシック音楽の魅力を広めるべく来日を重ねてくださっていました。

今年5月に日本で行われた「ラ・フォル・ジュルネ」のテーマはロシア音楽であり、モスクワで約10年にわたり研鑽を積まれたエンゲラーさんの公演が楽しみに待たれておりましたが、健康回復へ専念するために来日を断念なさいました。
その矢先の訃報を、いまだ信じられぬ想いで悲しく受けとめております。

ルネ・マルタンも、30年来の友人で自身にとって妹のような近しい存在であったエンゲラーさんの死を悼んでおります。

来日の度にその明るいお人柄と力強い演奏で私たちに幸せを届けてくださったエンゲラーさんのご冥福を、心よりお祈りします。


KAJIMOTO ラ・フォル・ジュルネ室

Monday June 25, 2012