2011.11.28(Mon)
●お待たせしました!「ワールド・オーケストラ・シリーズ2012-13」シリーズ会員券発売!
颯爽と色彩を放っていったパーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管来日公演も終わり、早くも来年度のワールド・オーケストラ・シリーズのシリーズ会員券が発売になります!
→ KAJIMOTO CONCERT Vol.36 にて詳細をご覧いただけます (PDF)
《ワールド・オーケストラ・シリーズ2012-13》 Aシリーズ
●トーマス・ヘンゲルブロック指揮 ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
5月29日(火)19時 サントリーホール
●ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 バンベルク交響楽団
11月6日(火)19時 サントリーホール
●ベルナルト・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団
2013年3月9日(土)時間未定 サントリーホール
《ワールド・オーケストラ・シリーズ2012-13》 Bシリーズ
●ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 バンベルク交響楽団
11月1日(木)19時 サントリーホール
●トゥガン・ソヒエフ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
12月10日(月)19時 サントリーホール
●ベルナルト・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団
2013年3月7日(木)19時 サントリーホール
カジモト・イープラス会員限定先行受付 ●お申し込み
12月4日(日)12時 ~ 12月9日(金)18時
一般発売
12月13日(火)10時 ~ 12月18日(日)18時 ●お申し込み
さて、毎年この時期にこうした紹介を書いていると、何だかドキドキするのを抑えられないのですけど、皆様はどのオーケストラ、指揮者が楽しみですか?
今回(また出しゃばってしまいますが)私の楽しみは全部!!・・・と言いたいところですが、あえてまず挙げるのは、
トーマス・ヘンゲルブロックの指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR)です。

謹厳実直の北ドイツ魂をそのまま最高級の音にしたようなNDRは、これまで2000年のヴァント指揮の伝説的名演や、前回2007年のドホナーニとの明快無比なブラームス・チクルスをはじめ、重厚な正統ドイツ音楽の味わいを伝えてきました。
ここへ今年10月から新しく首席指揮者に就任したのが、「古楽・バロック」の旗手として名高いトーマス・ヘンゲルブロックです。どうしてそのようなことに?と思った方は多いハズ。(私もです)
そこで先日、NDRの音楽ヘッドであるロルフ・ベック氏にお話を伺いましたが(近日、この折の動画インタビューをアップする予定です)、
「ヘンゲルブロックは私たちの音の伝統を残しつつ、変えていける指揮者です。私たちはこれまでもアーノンクールやガーディナーらピリオド(古楽)・スタイル系の指揮者と共演してきましたし、いくつかのことを変える時が来たのです。最近よく、かつてのアーノンクールとコンセルトヘボウ管の活動を思い出します。その時の彼らと今のNDRのポリシーは似てますね。とにかくオケのメンバーは今までに見たことのないくらいハッピーになっています」
と言っていました。
この言葉にウソはないことが、このコンビの最初のCDであるメンデルスゾーン「第1交響曲」&シューマン「第4交響曲」を聴くとよくわかります。彼らが張り切って新しい表現に取り組み、とびきり生彩ある演奏をしているのが伝わってきます。それにこのクラスのオケがビブラートを抑え、時折バロック風のフレージングを交えているさまは他にはない強力さですね!
(このCDの国内盤は年明けにソニークラシカルから発売予定)
NDRだけが持つ音があり、そこに加わる新しい響き・表現によって、聴きなれた名曲が秘めたさらなる可能性を実感する・・・そんなブラームス「第1交響曲」は楽しみです。
そしてこのコンビにピッタリ合う、精密にして快刀乱麻のヴァイオリン、クリスティアン・テツラフが加わったメンデルスゾーンも。
あとは順番に。

名匠ヘルベルト・ブロムシュテットは来年85歳を迎えます。あのいつまでも変わらない溌剌としたブロムシュテットが85とは!(本当に変わらないですね)
先日N響の定期公演に客演した折も、またしても深遠にして壮麗、生気溢れるブルックナーなどを披露してくれましたが、今度もマエストロ十八番のブルックナーとベートーヴェンがメインになります。
このブロムシュテット85歳記念ツアーに同行するオーケストラは、彼が名誉指揮者を務める朋友であり、これらのレパートリーを演奏したら南ドイツでも屈指のバンベルク交響楽団。
今やなかなか聴けなくなった、真正なドイツ風響きと精神によるドイツ音楽演奏が体験できると思います。
丁度その頃サバティカル明けとなる、ピョートル・アンデルシェフスキともマエストロは度々共演する間柄であって、それだけに新鮮な演奏が期待できそうです。

最近「フィガロ」誌におけるフランスのオーケストラ・ランキングで、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団が、パリ管、パリ・オペラ座管と並び、トップ・グループにランキングされました。
これを実現したのは、間違いなく、若き音楽監督であり、優秀な才能ひしめく現在の指揮者群でも特に輝く一人、トゥガン・ソヒエフとの共同活動の賜物であることは間違いないと思います。
このコンビの前回2009年の来日公演でも、チャイコフスキーの交響曲第5番を指揮して、全体の構造をしっかりと形づくりながら、メロディをまるでオペラのように活き活きと熱く、しなやかに演奏したのをはっきりと思い出します。それにこのオーケストラの色彩!
パリ管とは全く違う、原色的で、独特で多彩な音色がソヒエフのしなやかな指揮によって胸に飛び込んでくるのは感動的でした。
(ところでトゥールーズという都市は、同じフランスでもパリとは言葉も文化圏もだいぶ違うらしいですね。かつての古代ローマ帝国の一部であって、またスペインの影響が濃い・・・)
ところでソヒエフは2012年から、ベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督にも就任します。ますます楽しみな存在になってきました。
諏訪内晶子との再びの共演(今度はサン=サーンス!)にもご期待下さい。

そして巨匠ベルナルト・ハイティンク。
改めて語る言葉がないほどの大指揮者です。
ロンドン交響楽団とはとみに最近関係が深く、数年前にもベートーヴェンの交響曲全曲の清新な演奏を、LSOライヴのCDでリリースしていましたが、
それだけに、この巨匠が若いときから一貫して取り組み、得意とし、定評を得てきたブルックナー(それも最後の交響曲!)とベートーヴェンがメインとなるのは楽しみです。
ハイティンクが前回来日したのは2009年・・・シカゴ響とのマーラーの第6交響曲、ブルックナーの第7交響曲は忘れられません。
過激にドラマティックに盛り上げることなく、誠実に克明に、正しい文脈を把握して音を響かせていけば自然にドラマが生まれるのだ、と静かに言われているような説得力と、厳しくもあたたかく大きな包容力ある空気は、今やこの巨匠からしか味わえない気がします。
そしてこのマエストロは「堅実」というイメージで語られることが多いわけですが、意外と(何気なく)新しい方法を取り入れた演奏をしたりするのです。もちろん、これだけの大家となると、いつも探究心と冒険心を忘れないものといえば、そうなのですが。
そしてハイティンクとは度々共演を重ねるマリア・ジョアン・ピリスとのモーツァルト(の予定です)も楽しみですねー。
さて、またしても、こちらのイメージばかり書いてしまいましたが
どうぞ皆様もご自身のイメージを自由に羽ばたかせつつ、
今度のシリーズにご期待下さい!
→ KAJIMOTO CONCERT Vol.36 にて詳細をご覧いただけます (PDF)
カジモト・イープラス会員限定先行受付
12月4日(日)12時 ~ 12月9日(金)18時 ●お申し込み
一般発売
12月13日(火)10時 ~ 12月18日(日)18時 ●お申し込み
【関連記事】
・ 続いて「ワールド・ピアニスト・シリーズ2012-13」シリーズ会員券発売! (2011.11.29)
→ KAJIMOTO CONCERT Vol.36 にて詳細をご覧いただけます (PDF)
《ワールド・オーケストラ・シリーズ2012-13》 Aシリーズ
●トーマス・ヘンゲルブロック指揮 ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
5月29日(火)19時 サントリーホール
●ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 バンベルク交響楽団
11月6日(火)19時 サントリーホール
●ベルナルト・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団
2013年3月9日(土)時間未定 サントリーホール
《ワールド・オーケストラ・シリーズ2012-13》 Bシリーズ
●ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 バンベルク交響楽団
11月1日(木)19時 サントリーホール
●トゥガン・ソヒエフ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
12月10日(月)19時 サントリーホール
●ベルナルト・ハイティンク指揮 ロンドン交響楽団
2013年3月7日(木)19時 サントリーホール
カジモト・イープラス会員限定先行受付 ●お申し込み
12月4日(日)12時 ~ 12月9日(金)18時
一般発売
12月13日(火)10時 ~ 12月18日(日)18時 ●お申し込み
さて、毎年この時期にこうした紹介を書いていると、何だかドキドキするのを抑えられないのですけど、皆様はどのオーケストラ、指揮者が楽しみですか?
今回(また出しゃばってしまいますが)私の楽しみは全部!!・・・と言いたいところですが、あえてまず挙げるのは、
トーマス・ヘンゲルブロックの指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(NDR)です。

謹厳実直の北ドイツ魂をそのまま最高級の音にしたようなNDRは、これまで2000年のヴァント指揮の伝説的名演や、前回2007年のドホナーニとの明快無比なブラームス・チクルスをはじめ、重厚な正統ドイツ音楽の味わいを伝えてきました。
ここへ今年10月から新しく首席指揮者に就任したのが、「古楽・バロック」の旗手として名高いトーマス・ヘンゲルブロックです。どうしてそのようなことに?と思った方は多いハズ。(私もです)
そこで先日、NDRの音楽ヘッドであるロルフ・ベック氏にお話を伺いましたが(近日、この折の動画インタビューをアップする予定です)、
「ヘンゲルブロックは私たちの音の伝統を残しつつ、変えていける指揮者です。私たちはこれまでもアーノンクールやガーディナーらピリオド(古楽)・スタイル系の指揮者と共演してきましたし、いくつかのことを変える時が来たのです。最近よく、かつてのアーノンクールとコンセルトヘボウ管の活動を思い出します。その時の彼らと今のNDRのポリシーは似てますね。とにかくオケのメンバーは今までに見たことのないくらいハッピーになっています」
と言っていました。
この言葉にウソはないことが、このコンビの最初のCDであるメンデルスゾーン「第1交響曲」&シューマン「第4交響曲」を聴くとよくわかります。彼らが張り切って新しい表現に取り組み、とびきり生彩ある演奏をしているのが伝わってきます。それにこのクラスのオケがビブラートを抑え、時折バロック風のフレージングを交えているさまは他にはない強力さですね!
(このCDの国内盤は年明けにソニークラシカルから発売予定)
NDRだけが持つ音があり、そこに加わる新しい響き・表現によって、聴きなれた名曲が秘めたさらなる可能性を実感する・・・そんなブラームス「第1交響曲」は楽しみです。
そしてこのコンビにピッタリ合う、精密にして快刀乱麻のヴァイオリン、クリスティアン・テツラフが加わったメンデルスゾーンも。
あとは順番に。

名匠ヘルベルト・ブロムシュテットは来年85歳を迎えます。あのいつまでも変わらない溌剌としたブロムシュテットが85とは!(本当に変わらないですね)
先日N響の定期公演に客演した折も、またしても深遠にして壮麗、生気溢れるブルックナーなどを披露してくれましたが、今度もマエストロ十八番のブルックナーとベートーヴェンがメインになります。
このブロムシュテット85歳記念ツアーに同行するオーケストラは、彼が名誉指揮者を務める朋友であり、これらのレパートリーを演奏したら南ドイツでも屈指のバンベルク交響楽団。
今やなかなか聴けなくなった、真正なドイツ風響きと精神によるドイツ音楽演奏が体験できると思います。
丁度その頃サバティカル明けとなる、ピョートル・アンデルシェフスキともマエストロは度々共演する間柄であって、それだけに新鮮な演奏が期待できそうです。

最近「フィガロ」誌におけるフランスのオーケストラ・ランキングで、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団が、パリ管、パリ・オペラ座管と並び、トップ・グループにランキングされました。
これを実現したのは、間違いなく、若き音楽監督であり、優秀な才能ひしめく現在の指揮者群でも特に輝く一人、トゥガン・ソヒエフとの共同活動の賜物であることは間違いないと思います。
このコンビの前回2009年の来日公演でも、チャイコフスキーの交響曲第5番を指揮して、全体の構造をしっかりと形づくりながら、メロディをまるでオペラのように活き活きと熱く、しなやかに演奏したのをはっきりと思い出します。それにこのオーケストラの色彩!
パリ管とは全く違う、原色的で、独特で多彩な音色がソヒエフのしなやかな指揮によって胸に飛び込んでくるのは感動的でした。
(ところでトゥールーズという都市は、同じフランスでもパリとは言葉も文化圏もだいぶ違うらしいですね。かつての古代ローマ帝国の一部であって、またスペインの影響が濃い・・・)
ところでソヒエフは2012年から、ベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督にも就任します。ますます楽しみな存在になってきました。
諏訪内晶子との再びの共演(今度はサン=サーンス!)にもご期待下さい。

そして巨匠ベルナルト・ハイティンク。
改めて語る言葉がないほどの大指揮者です。
ロンドン交響楽団とはとみに最近関係が深く、数年前にもベートーヴェンの交響曲全曲の清新な演奏を、LSOライヴのCDでリリースしていましたが、
それだけに、この巨匠が若いときから一貫して取り組み、得意とし、定評を得てきたブルックナー(それも最後の交響曲!)とベートーヴェンがメインとなるのは楽しみです。
ハイティンクが前回来日したのは2009年・・・シカゴ響とのマーラーの第6交響曲、ブルックナーの第7交響曲は忘れられません。
過激にドラマティックに盛り上げることなく、誠実に克明に、正しい文脈を把握して音を響かせていけば自然にドラマが生まれるのだ、と静かに言われているような説得力と、厳しくもあたたかく大きな包容力ある空気は、今やこの巨匠からしか味わえない気がします。
そしてこのマエストロは「堅実」というイメージで語られることが多いわけですが、意外と(何気なく)新しい方法を取り入れた演奏をしたりするのです。もちろん、これだけの大家となると、いつも探究心と冒険心を忘れないものといえば、そうなのですが。
そしてハイティンクとは度々共演を重ねるマリア・ジョアン・ピリスとのモーツァルト(の予定です)も楽しみですねー。
さて、またしても、こちらのイメージばかり書いてしまいましたが
どうぞ皆様もご自身のイメージを自由に羽ばたかせつつ、
今度のシリーズにご期待下さい!
→ KAJIMOTO CONCERT Vol.36 にて詳細をご覧いただけます (PDF)
カジモト・イープラス会員限定先行受付
12月4日(日)12時 ~ 12月9日(金)18時 ●お申し込み
一般発売
12月13日(火)10時 ~ 12月18日(日)18時 ●お申し込み
【関連記事】
・ 続いて「ワールド・ピアニスト・シリーズ2012-13」シリーズ会員券発売! (2011.11.29)










