2011.11.21(Mon)
★"ル・プロジェ・エマール"、「コラージュ-モンタージュ」公演の成功で幕
トッパンホールで行われていた"ル・プロジェ・エマール"(=エマール・プロジェクト/主催:トッパンホール)が、昨日行われた前代未聞のリサイタル「コラージュ-モンタージュ」の成功にて幕を閉じました!

写真1:チラシ
18日に行われたリスト生誕200年記念リサイタルのほか、
自身が出演するピアノ調律師を追うドキュメンタリー映画「ピアノマニア」の試写会イヴェント、
そして19日のワークショップと、連日楽しく&内容濃く展開された"ル・プロジェ・エマール"。

写真2:試写会トークイヴェントにて。ピアニストにとって最重要の「調律」について熱弁。
日本人若手ピアニスト2人をお迎えしたワークショップでは、バッハと現代曲をテーマに、熱く、そしてちょっぴり厳しいレッスンと、刺激的な討論が繰り広げられました。
(19時から始まり、終演は21:50。にもかかわらず、会場の皆さんは最後まで熱心に聞いていらっしゃり、メモを取る姿も多く見られました!)
そして、昨日20日にプロジェクトのフィナーレとして行われたリサイタルが、「コラージュ-モンタージュ」。
休憩なし、エマールのトーク付で行われたこの個性的なリサイタルでは、冒頭でエマールがご挨拶。
「関係をもたぬいくつかの楽曲をただ並べて演奏するだけではつまらないなぁ・・・と感じていたことがきっかけで、コラージュ-モンタージュを思い付きました。一見関係がなさそうでありながら実は共通点を持つような作品の抜粋を貼り付けて演奏してみたら、面白いのではないかと思ったのです。」
「これからお聴きいただく音楽を、パッチワークとおよびいただいても、コラージュ-モンタージュとおよびいただいても構いません!」
公演は、同音連打を共通点としてもつ作品の抜粋を集めた「プレリュード・エレメンタリー」でスタート。
「演劇的な感性を持つリゲティ、建築家的感性を持つバルトーク、ひそやかな庭師の感性を持つウェーベルン等、スタイルの異なる作曲家の作品をつづけて演奏しますが、各抜粋の切れ目はわかりにくくなっています。皆さん、迷宮に足を踏み入れてみてください!」というエマールの声かけによって、摩訶不思議な音楽世界が広がっていきます。
こののち、第2曲目では「ソステヌート」をテーマにムソルグスキーやクルターク、ベートーヴェンの作品が代わる代わる演奏され、
第3曲目ではシュトックハウゼンがオルゴールのために書いた美しいメロディとシューベルトの舞踊曲が交互に弾かれ、
カプリッチョをテーマにした第4曲目では、ジョン・ケージの「7つの俳諧」やベートーヴェンのバガテル、シューマンの「謝肉祭」等の断片が貼り付けられていきました(「あえてベートーヴェンとシューマンを"ケージ風"に演奏してみますね」「とくに"似ているなあ"と思う箇所をわざとそれぞれの抜粋の連結部分に持ってきて、つなげてみました」と、エマール。)
最後は「共鳴」をテーマに、「告別の鐘」と題して、「鐘」にちなんだ作品の抜粋が演奏されていきました。(ちなみに最後に貼り付けられたのが、ムソルグスキー「展覧会の絵」より「キエフの大門」の抜粋。)

写真3:カーテンコール

写真4:サイン会
幅広いレパートリーを誇り、各楽曲を隅々まで知り尽くしたエマールならではの「引用パッチワーク音楽」の数々。
それぞれのコラージュ作品が、舞台上にて現在進行形でエマールにより一つの作品へと昇華されていく様は、非常にエキサイティングであり、示唆に富んでいました。
エマールの宣言どおり、リストの作品の抜粋も顔を出すなど、遊び心も満載だった「コラージュ-モンタージュ」。会場にいらした方、ご堪能いただけましたか?
→ ピエール=ロラン・エマール プロフィール
【ピエール=ロラン・エマール 関連記事】
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・ ピエール=ロラン・エマール来日中! (2011.11.18)

写真1:チラシ
18日に行われたリスト生誕200年記念リサイタルのほか、
自身が出演するピアノ調律師を追うドキュメンタリー映画「ピアノマニア」の試写会イヴェント、
そして19日のワークショップと、連日楽しく&内容濃く展開された"ル・プロジェ・エマール"。

写真2:試写会トークイヴェントにて。ピアニストにとって最重要の「調律」について熱弁。
日本人若手ピアニスト2人をお迎えしたワークショップでは、バッハと現代曲をテーマに、熱く、そしてちょっぴり厳しいレッスンと、刺激的な討論が繰り広げられました。
(19時から始まり、終演は21:50。にもかかわらず、会場の皆さんは最後まで熱心に聞いていらっしゃり、メモを取る姿も多く見られました!)
そして、昨日20日にプロジェクトのフィナーレとして行われたリサイタルが、「コラージュ-モンタージュ」。
休憩なし、エマールのトーク付で行われたこの個性的なリサイタルでは、冒頭でエマールがご挨拶。
「関係をもたぬいくつかの楽曲をただ並べて演奏するだけではつまらないなぁ・・・と感じていたことがきっかけで、コラージュ-モンタージュを思い付きました。一見関係がなさそうでありながら実は共通点を持つような作品の抜粋を貼り付けて演奏してみたら、面白いのではないかと思ったのです。」
「これからお聴きいただく音楽を、パッチワークとおよびいただいても、コラージュ-モンタージュとおよびいただいても構いません!」
公演は、同音連打を共通点としてもつ作品の抜粋を集めた「プレリュード・エレメンタリー」でスタート。
「演劇的な感性を持つリゲティ、建築家的感性を持つバルトーク、ひそやかな庭師の感性を持つウェーベルン等、スタイルの異なる作曲家の作品をつづけて演奏しますが、各抜粋の切れ目はわかりにくくなっています。皆さん、迷宮に足を踏み入れてみてください!」というエマールの声かけによって、摩訶不思議な音楽世界が広がっていきます。
こののち、第2曲目では「ソステヌート」をテーマにムソルグスキーやクルターク、ベートーヴェンの作品が代わる代わる演奏され、
第3曲目ではシュトックハウゼンがオルゴールのために書いた美しいメロディとシューベルトの舞踊曲が交互に弾かれ、
カプリッチョをテーマにした第4曲目では、ジョン・ケージの「7つの俳諧」やベートーヴェンのバガテル、シューマンの「謝肉祭」等の断片が貼り付けられていきました(「あえてベートーヴェンとシューマンを"ケージ風"に演奏してみますね」「とくに"似ているなあ"と思う箇所をわざとそれぞれの抜粋の連結部分に持ってきて、つなげてみました」と、エマール。)
最後は「共鳴」をテーマに、「告別の鐘」と題して、「鐘」にちなんだ作品の抜粋が演奏されていきました。(ちなみに最後に貼り付けられたのが、ムソルグスキー「展覧会の絵」より「キエフの大門」の抜粋。)

写真3:カーテンコール

写真4:サイン会
幅広いレパートリーを誇り、各楽曲を隅々まで知り尽くしたエマールならではの「引用パッチワーク音楽」の数々。
それぞれのコラージュ作品が、舞台上にて現在進行形でエマールにより一つの作品へと昇華されていく様は、非常にエキサイティングであり、示唆に富んでいました。
エマールの宣言どおり、リストの作品の抜粋も顔を出すなど、遊び心も満載だった「コラージュ-モンタージュ」。会場にいらした方、ご堪能いただけましたか?
→ ピエール=ロラン・エマール プロフィール
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