2011.1.20(Thu)


◆井上道義指揮、ジャポニズム・オペラ《イリス》上演間近!

日本初演から25年、井上道義が今一番力を入れているプロジェクトであるマスカーニのオペラ《イリス》が、いよいよ今月30日、東京芸術劇場で上演されます。

マスカーニのオペラといえば、まずは《カヴァレリア・ルスティカーナ》が有名。しかしそれ以外にもいくつもの名作を残していて、それらは惜しくも滅多に上演されないため、今回は非常に貴重な機会となります。
また日本を舞台にしたオペラというと、プッチーニの《蝶々夫人》がすぐに思い出されますが、実はこの《イリス》も日本の江戸時代を舞台にした「キモノ・オペラ」なのです。
Production Noteで井上自身が語っているように、この作品は日本人が等身大で演じ、歌うことの出来る数少ない西洋オペラの一つであり、そういった意味でも日本でこの作品が上演されることには価値があるのではないでしょうか?

《イリス》はまた、2008年にも井上が指揮した際に三菱UFJ信託芸術音楽賞の奨励賞を受賞するなど、作品としての評価も高まったオペラです。
遊郭吉原を舞台に繰り広げられる、「キョート」「オオサカ」(!?)、そして主人公「イリス」の人間模様をぜひお楽しみください!


Production Note
IRIS・・・イリスといってもオペラの題名だと知っている人はほとんど居まい。

25年前、日生劇場において、藤原歌劇団と二期会が珍しく合同で日本初演を行ったオペラで、故・粟国安彦の日本人でしか出来ない素晴らしい演出によって、《蝶々夫人》に並ぶもう一つの日本を舞台とした作品の発見!が人々に感動の嵐を呼び起こした。
そのときの指揮をした井上は長年再演を働きかけてきたが、一昨年、東京芸術劇場シアターオペラで本邦第2回目の上演を実現することが出来た。その公演は幸い権威ある三菱UFJ信託音楽賞を頂いた。東洋の顔と身体を持った歌手達が、体格の大きな歌手中心の西欧のオペラ世界に伍して自然に演じる事のできる作品は少ない。その中でこれは傑出した作品だ。
いま、我々が異国情緒さえ感じるジャポニズム時代。着物オペラの世界へようこそ。

井上道義(指揮・演出)



公演情報、チケットのお申し込みは
http://www.geigeki.jp/saiji/020/index.html
まで!

Thursday January 20, 2011