2010.11.27(Sat)
★ゲルギエフ&LSO 連日、会心の演奏続く!
来日中のゲルギエフ&ロンドン交響楽団、大阪、大宮、松本と連日エキサイティングな演奏を繰り広げ、昨日(11/26)は東京公演の初日が終わりました。
この日は皇太子様もお聴きになっておられ、ひときわ賑やかな演奏会となりました
ところで、同行しているスタッフに代わり、私が昨日聴いたことを少し。
演奏が始まって間もなく、「すごいコンビになったなあ・・・!」というのが率直な感想です。
2年前、彼らが伝説のプロコフィエフ・チクルスで、このコンビとして初めて来日した時既に、予想以上に(人によっては思いもかけず、らしかったそうです)素晴らしいコラボレーションに感嘆しましたが、いよいよそれが一段と確固たる、息を飲むようなものになっていました。
初めの曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲の、静寂から立ち上がるうっすらとした音から、まずその微細な霧のような雰囲気に魅せられます。これは余程の力ある指揮者とオーケストラでなければ醸し出せない、高度な演奏を予感させる開始・・・。諏訪内晶子の渾身の、そして彼女らしい凛と鍛え上げられたクリアーな音、胸に食い入るような演奏とともにちょっとやそっとでは忘れられそうもないような大演奏になりました。

そしてマーラーの「第1交響曲」。
ゲルギエフらしいドラマティックでダイナミック、激烈なところももちろんありますが(ふんだんに!)、しかしたとえば第2楽章のゆるやかなトリオとか、第3楽章の中間部――「さすらう若人の歌」の〝道の傍らに1本の菩提樹が立っている"の旋律が出てくるはかない部分とか、第4楽章の静かな部分など、そうした繊細な音楽の部分がさらに印象的でした。このドラマテクィックな部分と静かな叙情的な部分の両者がとても自然につながっていき、この交響曲のどの部分をとってもまるで目の前にマーラーの心の情景、青春の日々の希望と苦悶が映像のようにありありと浮かんでくるようでした。
これは、ゲルギエフの類まれな「音楽を本能的につかみとる」力、オーケストラの類まれな技量(聴こえるか聴こえないかくらいのピアニシモでもくっきり響き、激情的なフォルティッシモでも決して全体のバランスを崩すことなく鳴りきっていました)との結び付きがあって初めてありえることだなぁ、と心から感嘆するしてしまいました。
また、演奏を始まる前にゲルギエフが構えてから音が出るまでのすごい緊張感と静寂・・・それだけでも印象的。
しかし素晴らしい、そして単純にいって何て上手いオーケストラでしょうか。変な言い方ですけど、聴いていて「絶対ミスらないだろうな」って安心を与えてくれるような、一人ひとりがソロで商売できそうなメンバーたち。

さて、12月1日(水)は同じマーラーでも、まったくといっていいくらい別世界の「第9交響曲」。青春の音楽から一転して、死の淵を目の前にした深い1曲です。
このコンビの技量があって初めて、網の目のように複雑に旋律が歌うこの音楽の姿がはっきり見えてくる(聴こえる)のではないかな、と楽しみですが、実際はどのようになるのでしょう??
ぜひご期待下さい!
ところで、ファンの方々はよくご存知だと思いますが、このマーラー「第9交響曲」、途中に休憩がありません。
万が一、遅れられたお客様は自席まで行けない可能性もありますので、ぜひ当日はお早めにご来場下さい。
→ チケットはこちらまで
→ ロンドン交響楽団 プロフィール
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ところで、同行しているスタッフに代わり、私が昨日聴いたことを少し。
演奏が始まって間もなく、「すごいコンビになったなあ・・・!」というのが率直な感想です。
2年前、彼らが伝説のプロコフィエフ・チクルスで、このコンビとして初めて来日した時既に、予想以上に(人によっては思いもかけず、らしかったそうです)素晴らしいコラボレーションに感嘆しましたが、いよいよそれが一段と確固たる、息を飲むようなものになっていました。
初めの曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲の、静寂から立ち上がるうっすらとした音から、まずその微細な霧のような雰囲気に魅せられます。これは余程の力ある指揮者とオーケストラでなければ醸し出せない、高度な演奏を予感させる開始・・・。諏訪内晶子の渾身の、そして彼女らしい凛と鍛え上げられたクリアーな音、胸に食い入るような演奏とともにちょっとやそっとでは忘れられそうもないような大演奏になりました。

そしてマーラーの「第1交響曲」。
ゲルギエフらしいドラマティックでダイナミック、激烈なところももちろんありますが(ふんだんに!)、しかしたとえば第2楽章のゆるやかなトリオとか、第3楽章の中間部――「さすらう若人の歌」の〝道の傍らに1本の菩提樹が立っている"の旋律が出てくるはかない部分とか、第4楽章の静かな部分など、そうした繊細な音楽の部分がさらに印象的でした。このドラマテクィックな部分と静かな叙情的な部分の両者がとても自然につながっていき、この交響曲のどの部分をとってもまるで目の前にマーラーの心の情景、青春の日々の希望と苦悶が映像のようにありありと浮かんでくるようでした。
これは、ゲルギエフの類まれな「音楽を本能的につかみとる」力、オーケストラの類まれな技量(聴こえるか聴こえないかくらいのピアニシモでもくっきり響き、激情的なフォルティッシモでも決して全体のバランスを崩すことなく鳴りきっていました)との結び付きがあって初めてありえることだなぁ、と心から感嘆するしてしまいました。
また、演奏を始まる前にゲルギエフが構えてから音が出るまでのすごい緊張感と静寂・・・それだけでも印象的。
しかし素晴らしい、そして単純にいって何て上手いオーケストラでしょうか。変な言い方ですけど、聴いていて「絶対ミスらないだろうな」って安心を与えてくれるような、一人ひとりがソロで商売できそうなメンバーたち。

さて、12月1日(水)は同じマーラーでも、まったくといっていいくらい別世界の「第9交響曲」。青春の音楽から一転して、死の淵を目の前にした深い1曲です。
このコンビの技量があって初めて、網の目のように複雑に旋律が歌うこの音楽の姿がはっきり見えてくる(聴こえる)のではないかな、と楽しみですが、実際はどのようになるのでしょう??
ぜひご期待下さい!
ところで、ファンの方々はよくご存知だと思いますが、このマーラー「第9交響曲」、途中に休憩がありません。
万が一、遅れられたお客様は自席まで行けない可能性もありますので、ぜひ当日はお早めにご来場下さい。
→ チケットはこちらまで
→ ロンドン交響楽団 プロフィール
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