2010.10.28(Thu)
●ゲルギエフ、マーラーを語る (Gergiev talks about Mahler)
しかしそれはマーラーです...マーラーは、言うなれば我々の音楽にますます大きな影響を与え続けている、ベートーベンやブラームスに次いで名前が挙 がるべき大作曲家です。
(マーラーの曲においては、構成の)完璧さは約束されたも同然ですが、より深く入り込み、その「構成力」から生み出される表現というものにも触れ て欲しいと思います。それによって何もかもがまとまることができるのです。
その表現は、自由から得られる優しさ、表現力、柔軟さ、もしくはルバートと呼ばれるものから生まれます。自由さ、フレージング、音色が重要なので す。
まさにこの曲からその「表現」を聴いて頂けると思います。...時には大地ではなく、天空から聴こえる事もあります。
それを自身で体験することや、聴衆と音楽を共有することは音楽家の夢です...本当に、本当に素晴らしい経験です。
マーラーは、同時代の音楽界における「巨人」の一人であることを自覚していたと思います。しかし彼は、自身が持つ力より偉大なものが存在すること を認め、それがいつか訪れて自分をどこか別のところへ導いてくれるだろうと思っていたことでしょう。彼は今や発言力を得ましたが、リーダーとして 忙しくあることよりもむしろ、我々が言うところの「永遠の」テーマつまり思索を選んだのです。
タケダ グローバル コンサート
ワレリー・ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団
・ 11月24日(水) 19:00 大宮ソニックシティ
・ 11月26日(金) 19:00 サントリーホール
・ 12月 1日(水) 19:00 サントリーホール
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