2010.9. 5(Sun)


◆藤倉大の作品をiphone用の着信音に!


先日色々な話題も呼びつつ芥川作曲賞創設20周年記念ガラと第20回の選考会が行われましたが、前回、第19回の受賞者である藤倉大作曲「ice」が、来る9月11日アメリカ・シカゴにあるMuseum of Contemporary Art Chicagoで上演されます。


この作品はアメリカの同名のアンサンブル「I.C.E.(International Contemporary Ensemble)」のために作曲され、今年の4月に初演されています。今回は初演と同じくI.C.E.による二回目の演奏で、初演時ニューヨークタイムズ紙に絶賛されるなど高い評価を受けたことが、異例の速さでの再演に繋がりました。

ニューヨークタイムズ紙の記事はこちら

このiceの初演時の録音は藤倉大のサイトのサウンドクリップページでも全曲通して聞くことができます。

楽曲の詳細はこちら (pdf)

Twitter(@daifujikura)をフォローされている方は既にご存知かもしれませんが、その「ice」の一部がiPhone用の着信音としてこのコンサート「Roots&Return」の告知用サイトよりダウンロードできるようになったので、お知らせさせていただきます。


I.C.E.は2001年に結成されてから9年で400もの新作の初演を行っている現代音楽を演奏する団体です。そのI.C.E.について藤倉に聞いてみました。

藤倉「僕は彼らI.C.E.を2003年から知っていて、その頃は本当にメンバーがいろいろな都市から集まり、リハーサル期間は「誰か知り合いのアパートの床で寝る」という状況、それでもアメリカで中々聞けないヨーロッパの新しい音楽をしたい!という気合いのみ、でやっていました。
演奏家一人一人は若いのにずば抜けて素晴らしく、中にはシカゴ交響楽団のメンバーでもある演奏家がいます、でも何が凄いって新しい音楽への興味と気合いが素晴らしい!それから7年、今や、オフィスはニューヨークとシカゴ、リハーサルスペースもあり、CDはどんどんとでるし、ピアニストのエマール、ニューヨークフィルとの共演、ジャズ界の鬼才ジョン・ゾーン、僕と一緒にしたポップアーティスト、デヴィッド・シルヴィアンとのコラボなどなどすごい勢いで成長している団体です。
でも今でも彼らのリハーサルへの意気込みは凄く、ほぼ時間制限無しリハーサル、「できるまでやる」というのと「全員がスコアを勉強していて他のパートを知っている=しっかり弾かないとかっこ悪い」という他にみない団体だと思います。僕の作品はもう何十曲と演奏していてくれていて、今回 「ice」は初めてこの団体全員に書いた作品です。こうやって団体全員が作曲家である僕が次どの音を書くのか早くみたいし興味がある!という演奏家達に囲まれて音楽を作るというのは本当に素晴らしい事です。


ダウンロードしたiPhoneの着信音は、iTune経由でiPhoneにダウンロードした後、「設定」から「サウンド」を選択、「着信音」に項目が現れるので、その曲を選択することで登録が可能です。


公演情報はこちらから

着信音設定についてはこちらなどで詳しく解説されていますが、ご自身の責任で使用下さい。


藤倉 大 プロフィール
藤倉 大 オフィシャルサイト
I.C.E. ウェブサイト
Roots&Return 告知サイト

Sunday September 5, 2010