2010.5.27(Thu)
●9年ぶりの深遠なるピアノ。いよいよラドゥ・ルプー発売
昨日からアーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス ラスト・ツアーの先行受付が始まりました。
大変に好評をいただいておりますので、どうぞ良いお席はお早めに。
先ほどスコールかと見まごうほどの大雨が降っておりましたが、嵐は去り、空はすっきりと晴れ渡っています。
さて、秋のコンサート・チケット発売、続いては来週から、来日が実に9年ぶりとなるピアノの大家ラドゥ・ルプーのカジモト・イープラス会員限定先行受付が始まります。
[ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル]
10月19日(火)7時 サントリーホール
10月29日(金)7時 東京オペラシティ コンサートホール
6月2日(水)12時 ~ 6月6日(日)18時
(おかげ様で好評のうちに終了いたしました)
一般発売:
6月13日(日)10時~ ●お申し込み&詳細

ルーマニア出身のピアニストといえば、ルプーの先輩にかのディヌ・リパッティとクララ・ハスキルがいて、考えてみるとすごい国ですね。(指揮者ではあのチェリビダッケがいます)
綺羅星のようにたくさんの才能輝くピアノ界でも、現在アルゲリッチとポリーニを別格として、それに続く大家にはシフ、ペライア、ピリス、内田光子らがあげられますが、彼らと肩を並べるか、時としてそれ以上なのがルプー。そういえば、先にあげた人たちの何人かが「尊敬しているピアニストはルプー」と公言していました。
しかしこれだけのピアニストでありながら来日は9年ぶり。80年代くらいまではコンスタントに来日公演を行っていたのですが、レコーディングは1993年に録音したシューマン「クライスレリアーナ」「子供の情景」「フモレスケ」以来、一切を拒否。インタビューも同じく拒否・・・という彼と接することができるのは今やコンサート会場のみ、という沈黙のスタンスを貫き、いつのまにか(特に日本にとっては)まるで"幻のピアニスト"となってしまいました。
欧米ではコンサートには(数少ないものの)定期的に出演していて、リサイタルはもとより、ハイティンクやバレンボイム、ムーティら信頼する指揮者と、ベルリン・フィル、シカゴ響などとの共演を続けていて、先日はニューヨークでパーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ響とバルトークの協奏曲は非常な名演だったということなので、私たちとしては本当に待ち遠しい限りです。
そしてルプーといえば、かつて「千人に一人のリリシスト」と異名をとったように、そっと語るような無限のニュアンスがこもったピアニッシモと、独自の構成感と強靭なフォルテによるドラマティックさの両方を備えていることは、ファンの皆様にもお馴染みと思います。
そんなピアノの響きがこれだけ心の奥深い部分まで沁みてきて、何かこう「偉大な」何かを、高いところにある何かを、そして世界の深淵といったものを感じさせる大家ピアニストは近年本当に少なくなったと思います。
前回2001年のサントリーホールのリサイタルでの経験(特にシューベルトのソナタ第19番)は、私にとっても本当に忘れられないものの一つとなりました。
そんなルプーの音楽を、ぜひともたくさんの方々に聴いていただけたら、と私たちも切望しています!
今回、ユニバーサル ミュージックから来日記念盤としてルプーの名盤が10枚発売されました。
→ ユニバーサル ミュージック
ところで、今回のプログラムは、ヤナーチェクのソナタとベートーヴェンの「熱情ソナタ」、(前回の来日時もそうでしたが、前半にベートーヴェンとヤナーチェク、バルトーク、エネスコなど東欧作品を結びつけるのが好みなのでしょうか?)
後半に、サントリーホールでは彼の看板レパートリーの一つであるシューベルトの最後のソナタ、
東京オペラシティでは、彼の夢のような音色の魔力が発揮されるであろう、ドビュッシー「前奏曲集第1巻」と、
ルプーを聴くには万全のプログラムです。
→ チケットのお申し込みはこちらまで
→ ラドゥ・ルプー プロフィール
【ラドゥ・ルプー 関連記事】
・ ルプー、グラモフォン誌にて「ピアノ界のカルロス・クライバー」と評される (2010.10.4)
●9年ぶりの来日を果たすルプーへのアーティストからのメッセージ
・ 第1回 9/15(水) アンドラーシュ・シフ
・ 第2回 9/22(水) マリア・ジョアン・ピリス
・ 第3回 9/29(水) フィリップ・カッサール
・ 第4回 10/6(水) ルネ・マルタン










