2010.5.21(Fri)
●アーノンクール最後の来日公演、発売開始!
初夏の陽気となってきましたね。
KAJIMOTOでは今週から、順次秋のビッグ・アーティストたちの先行予約が次々開始されます。
先陣をきって、来週5月26日(水)から、
いよいよ世紀の巨匠、ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのカジモト・イープラス会員限定先行発売の開始です!
[公演日程]
10月26日(火)7時 サントリーホール
10月29日(金)7時 サントリーホール
10月30日(土)6時 サントリーホール
11月2日(火)7時 東京オペラシティ コンサートホール
11月3日(水・祝)6時 東京オペラシティ コンサートホール
(おかげさまで好評の内に終了いたしました)
一般発売 ●お申し込み&詳細
6月5日(土)10時~
「世紀の巨匠」・・・と書きましたが、アーノンクールは1960、70年代くらいには、
決してそうは呼ばれてはいなかったと思います。
「鬼才」とは呼ばれていても。
そもそもバロック期の音楽をピリオド(古)楽器で演奏する「古楽」の分野が、まだまだ専門家やごく一部のファンにしか聴かれていなかった時代、
アーノンクールはその先駆として出発していたわけで、
前に、確かこのブログでも書いたことがあったかと思いますが、
私が音大時代、美学の講義でヴィヴァルディの「四季」が取り上げられたことがあります。
その時、最初に使ったCDが、あのイ・ムジチ合奏団で、それはもう皆様も知るとおり美しく闊達な演奏でした。
その次に「この演奏の対比として。今「古楽」の分野ではこういった演奏の試みがされている」として題材に使われたのがアーノンクール&コンツェントゥス・ムジクスのCDでした。
こちらは、攻撃的なアクセントや挑発的なテンポで、くどいくらいクッキリとしたフレージングなど、当時「何だこれ?」と反発したことを覚えています。
彼らの演奏が最初に出てきた60年代などは、多くの人々がやはりこうした感覚で聴いたのではないでしょうか?
しかしそれから時がたち、80年代、90年代と進むにつれ、
とにかく「音楽の真実」を求め続けるアーノンクール自身の成熟もあったでしょうし、私たちの(昔の狭い)感覚も拡がってきたのかもしれませんし、「古楽」ブームもあり、ともかく聴衆にも周囲の演奏家にもすっかり受け入れられる時代がやってきました。
その音楽の厳しさ、説得力たるや本当に素晴らしく深く、強いものになりました。
そして、自身の創設したピリオド楽器系のコンツェントゥス・ムジクスだけではなく、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管などからの熱い招聘で度々共演を果たし、ザルツブルク音楽祭でもしばらくずっと出演を続けるほどとなったのです。
そうして今、彼を「世紀の巨匠」と呼ぶことに誰がためらうでしょう?
2006年に、26年ぶりとなった来日公演は、その年の「音楽の友」誌コンサート・ベストテン第1位となり、今や伝説の来日公演となりましたが、
私は中でもヘンデル「メサイア」を聴き、
コンサート前は何となく激烈な「メサイア」になるのではないかと想像していたところ、
あまりにも優しく、慈愛に満ちた、深く包容力のある音楽がホールに満ち、
「キリストの誕生とはかくも素晴らしいものだったのだ」
と感動したことを忘れられないでいます。
これを指揮しているマエストロは今やこれほどの高みにいるのだということも。
長くなりましたが、
あれから4年、ついにこれがアーノンクール最後の来日となります。
今回のプログラムはマエストロが熟考に熟考を重ねて選びに選んだものです。
受難曲やカンタータの全集を完成させたこのコンビの集大成である、J.S.バッハ「ミサ曲 ロ短調」。
「メサイア」と並ぶオラトリオの最高傑作で、数年前にレコーディングもしているハイドン「天地創造」。
そして、オーストリア出身のアーノンクールにとって、心の故郷でもあるモーツァルトの、「ハフナー」交響曲と「ポストホルン」セレナード。
そして、合唱は前回と同じく、彼が最も信頼するアーノルト・シェーンベルク合唱団、
ソリストはソプラノにドロテア・レッシュマン、
メゾソプラノはベルナルダ・フィンク(前回来日での名唱!)、エリーザベト・フォン・マグヌス、
テノールはリリック・テノールでも最高の存在のミヒャエル・シャーデ、
バリトンはフローリアン・ベッシュ、
と"アーノンクール・ファミリー"ともいえる、完璧な布陣。
日常を大きく超えた世界にぜひ身も心も置いてみたいと思いを馳せ、
待ち遠しい・・・としか言い様がありません。
→ チケットのお申し込みはこちらまで
→ ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス プロフィール










