2010.3. 9(Tue)
●来日迫る!大器レーピン
三寒四温とはよく言ったもの。
春はもうすぐ、と感じながらも、近づいては遠のき・・・。
でも今月末には桜が咲くハズですから、もうちょっとですね。
さて4月1日に、現代のヴァイオリニストたちの中でも屈指の大器、
ワディム・レーピンがサントリーホールでリサイタルを行います。
今回の滞日期間は短く、3月24日(大阪)、25日(名古屋)、29日(東京)でティーレマン指揮ミュンヘン・フィルとの公演、
リサイタルは3月30日トッパンホール(ホール主催/完売)と、
弊社主催の4月1日のサントリーホール公演のみ、というスケジュール。
レーピンの最近の活動を見ると、そうですね、超一流のアーティストのスケジュールとはかくあるべし、と言いますか、錚々たるものです。
リサイタルはウィーン、ジュネーヴ、ロンドン、パリ、ブリュッセル、ミラノ、ニューヨークなどで行い、
オーケストラとの共演はラトル指揮ベルリン・フィル、ムーティ指揮ウィーン・フィル、ゲルギエフ指揮ロンドン響、シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ノット指揮バンベルク響、テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィル、等々・・・。
去る2月にはこうしたレーピンのこれまでの活動に対し、フランスの"Les Victoires de la Musique Classique"(ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジク)から"Victoire d'honneur"(名誉賞)が贈られています。
レーピンは、前回来日時のリサイタルや、ゲルギエフ&ロンドン響とのプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲(2曲)でも、シルクのように美しく艶々した音色と包容力あるスケール感、
そして「抒情詩人」とでも形容できそうな繊細さを併せ持った音楽を聴かせてくれましたが、そんなレーピンからいくつかのメッセージが届いています。
「日本の聴衆の皆さんはとても素晴らしい! 私が組むプログラムに対していつも大きな興味を示し、演奏の成果に対して素晴らしく好意的な感謝を表してくれるので、毎回日本のお客様のために演奏することはとても楽しいです。」
「いままでボリス・ベレゾフスキーやニコライ・ルガンスキーと何度も共演していますが、どのピアニストもそれぞれの個性を持った素晴らしいパートナー。
そして前回も今回も日本で共演するイタマール・ゴランですが、彼の室内楽へのアプローチは、私たちにとって音楽的に共感できることが多く、彼のような素晴らしいピアニストと共演できることを本当に嬉しく思います。」
「これからジェイムズ・マクミランが私のために作曲してくれた新しいヴァイオリン協奏曲の初演があり、その後はベルクの協奏曲を5月に初めて演奏します。ほかにも、バルトーク、エルガー、ウォルトン等々・・・たくさん弾きたいですね。私のバッグはスコアでいっぱいなんです!」
「"Les Victoires de la Musique Classique"の "Victoire d'honneur"受賞は、何か特別なプロジェクトやレコーディングに対してではなく、これまでの自分の功績への受賞だったという意味でとても特別です。私の音楽への献身の結果がこうして受け入れられたことは光栄ですし、嬉しく思います。」
ほかにも
「ヤナーチェクのソナタは、初めて接する方は"難しい"と思うのかもしれませんが、このある意味"ロマンティック"な音楽から、この作曲家が愛に生き、非常にセンシティヴな人間であることを知っていただけるでしょう。
ブラームスのソナタ第3番は、もう典型的な"ブラームスの音楽"であって、私の大好きな曲です。」
と語るレーピン。
R.シュトラウスの壮大なロマンティック・ソナタはレーピンにぴったりですし、
大体この曲は本当に選ばれた才能の持ち主でないと弾きこなせない、
そしてピアノに人を得なければ絶対に成功しない曲であり、
逆に言えば、今回のように両方が揃ったとき、素晴らしい曲の真価が発揮されて大成功が約束されたソナタです。
今回のレーピンのリサイタル、ぜひお楽しみに!
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→ ワディム・レーピン プロフィール
→ ワディム・レーピン、2009年N響ベスト・ソリストに選出! (2010.3.23)
→ レーピン来日! (2010.3.25)
→ レーピン公演迫る! (2010.3.30)










