2009.11.13(Fri)


●チェコ・フィル来日迫る!その2 ~ブロムシュテットとチェコ・フィル


今回チェコ・フィルを率いて来日するのは、日本でもとても人気の高い今年82歳になる巨匠ヘルベルト・ブロムシュテット
ブロムシュテットは毎年のようにN響に客演していましたし、シュターツカペレ・ドレスデンサンフランシスコ響ハンブルク北ドイツ放送響ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管という錚々たる名門オーケストラの、それぞれ首席指揮者や音楽監督時代に何度も来日しています。私自身にとっても本当に"おなじみ"で、端正なスタイルにこめられたストイックさとバイタリティあふれる演奏が大好きなのですが、それにしてもマエストロが80歳を過ぎているとは正直驚きました。何せ、いつ聴きにいっても全然歳をとったように見えませんので、このマエストロは!





先日、雑誌「音楽の友」11月号にも掲載されましたが、ウィーン在住の音楽学者・野村三郎さんが9月にプラハに行かれ、このコンビの素晴らしい演奏のレポートと、ブロムシュテットへのインタビューを行っています。
(このインタビューは、日本公演の会場で販売されるプログラムにも掲載されます)
この9月のプラハのコンサートでは、ベートーヴェン「田園」ドヴォルザーク「新世界より」が演奏され(日本公演の曲目でもあります)、「田園」は実に正統的で端正、彫りの深い演奏だったそうですし、「新世界より」はオーケストラが主役となって、俄然彼らの音とスタイルが輝き、マエストロはそれをしっかり構築、コントロールのきいたものだったようです。現地の方々が「いつものチェコ・フィルと一味違う!」と唸ったとか。

インタビューでマエストロが語ってくれたことでは、いくつか印象的なものがあります。

チェコ・フィルのベースは1919~41年に首席指揮者を務めたヴァーツラフ・ターリッヒによって築かれた。それはテクニックを練磨するとともに、ボヘミアの民族的性格によって、自発性で音楽をやる『楽士』的な演奏をするようになったということ。それによってこのオーケストラの演奏は、決してアカデミックで乾いたものにならず、いつも自然な感興がわきおこるものになる。そうして彼らの音はお洒落で、音楽への愛を感じさせるものなので、自分はとても好きだ。チェコ・フィルは当然のことながらドヴォルザークの音楽をよく知りぬいていて独特な響きを出すが、これは伝統的なものだろう。

ただベートーヴェンの演奏はちょっと違うと思ったので、うんと練習に時間をかけて基本から徹底的にやった。(←厳しいですね!N響のメンバーの方々も、以前からこのマエストロの練習の厳しさについて常々口にされていました。)


如何でしょうか?私も、このコンビでの演奏を実際に聴くのがすごく楽しみになってきました。
今回の貴重なチェコ・フィル来日公演、皆様もぜひ、聴きにいらして下さい!



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チェコ・フィル来日迫る!その1 ~初来日から50年
チェコ・フィル来日迫る!その3 ~名匠ブロムシュテットのブルックナー
ブロムシュテット&チェコ・フィル来日公演始まる!

Friday November 13, 2009