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2011/11/20 |

★愛すべき美味しい音色――パリ管来日中!その1(NHK音楽祭)

ついに全世界注目のコンビ、パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管弦楽団が来日、
ツアーを開始致しました!

先月、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団来日公演の折も、
ホットなレポートを届けてくれた、弊社最若年スタッフ(トロンボーン吹き)が
今回もまたパリ管のツアーに同行。
連日レポートします!と張り切っておりましたのでぜひお付き合い下さい。

まずは昨日行われた初日公演――― NHK音楽祭です。

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ツアー最初の舞台である今日は、NHK音楽祭の大トリ(最初はサンタ・チェチーリア管!)でした。
朝から大雨、強風の天気。まさに嵐をよぶ予感。。。





プログラムはメシアンの「忘れられた捧げもの」、シューマン「ピアノ協奏曲」、ストラヴィスキー「ペトルーシュカ」という意欲的なプログラムです。
(シューマン以外は、27日のサントリーホール公演でも演奏します)





さて、早速個人的なことで恐縮ですが、私は彼らを初めて聴いたのは高校生のとき。初めて海外のオーケストラというものを聴いた私はそのサウンドに圧倒され、勝手に「世界で一番好きなオーケストラ」と決定したことを覚えています。(当時は他のオケを聴いた事もなかったのですが・・笑)
ちなみにその時の指揮はミシェル・プラッソン。それから彼らの大ファンになった私、シャルル・ミュンシュをはじめとする、パリ管×○○の名盤を沢山買い漁りました。

あれから数年、さまざまな国のオーケストラに触れ、魅力に浸り、正直浮気気味だったかもしれません。

ですが!
今日リハーサルの始め、最初の1音が鳴った瞬間、我に返りました。
「そう!これこそ自分の大好きな、パリの音ではないか!」(なんて声には出しませんでしたが)
愛すべきパリ管の音色がそこにありました。
優雅で、どこかホワッと柔らかい、だけど存在感抜群の弦楽器。
管の国フランスといわれる所以でもある、ソリスティックで大きな表現力と美しい音色を併せ持つ木管楽器。
アメリカの豪華さやイタリアの明るさとまた違った、煌びやかで上質な輝きをもち、時にパリっと鳴らして圧倒する金管楽器。

フランス語をイメージするとわかりやすいと思いますが、あの美しく流れるような発音、柔らかさといった特徴がそのまま音楽に表れているように感じます。これこそが彼らにしか創出できない、パリ管の愛すべき「音色」なのですね!





さて、そんなことを思いながら、いよいよ本番。
メシアン「忘れられた捧げ物」では、先に書いた特有の音色に加え、凄まじい瞬発力とメリハリを持って演奏。早速いい意味で期待を裏切られた方も多かったのではないでしょうか。

続きまして、ダン・タイ・ソンをソリストに迎えてのシューマン「ピアノ協奏曲」。あたかも会話をしているかの如くそれぞれが寄り添うパーヴォとダン・タイ・ソン。美しく、聴き手をワクワクさせてくれる躍動感を持った演奏を繰り広げました。





そして本日の最後を飾ったのは、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」
この曲を聴いて、やっぱりこのオーケストラについて感じるのは、繰り返しになりますが、ひとりひとりがとってもソリスティックで、
「周りに自分を溶け込ませて合わせる」のではなく、
「それぞれが個性を十分に輝かせ、それが調和した時に生まれる響きを大事にしている」ということ。
「ペトルーシュカ」ではそれが顕著に現れました。各楽器にソロが回ってくることの多いこの曲ですが、そのソロが全て絶品、まさに最高級フルコースでした!

(メシアンとストラヴィンスキーは27日のサントリーホールでの公演でも演奏する予定ですので、今日聴き逃してしまった方は是非足をお運びください!)
こうして早速たっぷりフルコースを味わった初日ですが(もちろん僕は仕事をしつつ、です。念のため。)
もうお腹いっぱい、もう満足...とならず、もっともっと食べたい!もっと聴かせて!と思わせてくれるのが、パリ管の美味しい音色です。
今日も興奮した客席の様子が舞台裏まで伝わってきました。

これから同行しながらさらにその魅力を探り、皆様にレポートして参りたいと思いますので、短い間ですがお付き合いよろしくお願いいたします!






【パリ管弦楽団 2011年11月 来日ツアー】

パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
ダン・タイ・ソン(ピアノ)
ダヴィッド・フレイ(ピアノ)

■2011年11月19日(土) 18:00 東京/NHKホール 【プログラムC】
~NHK音楽祭~
【問】NHKプロモーション 03-3468-7736

■2011年11月20日(日) 14:00 神奈川/横浜みなとみらいホール 【プログラムD】
【問】横浜みなとみらいホール 045-682-2000

■2011年11月22日(火) 19:00 福岡/アクロス福岡 【プログラムE】
【問】アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112

■2011年11月23日(水・祝) 15:00 京都/京都コンサートホール 【プログラムF】
~富士電機スーパーコンサート~
【問】京都コンサートホール 075-711-3090

■2011年11月24日(木) 19:00
 宮崎/宮崎県立芸術劇場(メディキット県民文化センター)アイザックスターンホール 【プログラムA】
【問】宮崎県立芸術劇場チケットセンター 0985-28-7766

■2011年11月26日(土) 18:00 東京/サントリーホール 【プログラムA】
~富士電機スーパーコンサート~
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960

■2011年11月27日(日) 14:00 東京/サントリーホール 【プログラムB】
~富士電機スーパーコンサート~
【問】カジモト・イープラス 0570-06-9960


【プログラムA】
ウェーバー: オペラ「魔弾の射手」序曲
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 (ヴァイオリン: 諏訪内 晶子)
ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14

【プログラムB】
メシアン: 忘れられた捧げ物
ラヴェル: ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノ: ダヴィッド・フレイ)
ストラヴィンスキー: バレエ「ペトルーシュカ」

【プログラムC】
メシアン: 忘れられた捧げ物
シューマン: ピアノ協奏曲イ短調 op.54 (ピアノ:ダン・タイ・ソン)
ストラヴィンスキー: バレエ「ペトルーシュカ」

【プログラムD】
ビゼー: 交響曲 ハ長調
ドビュッシー: クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番
ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14

【プログラムE】
ビゼー: 交響曲 ハ長調
ドビュッシー: クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番
ストラヴィンスキー: バレエ「ペトルーシュカ」

【プログラムF】
メシアン: 忘れられた捧げ物
ラヴェル: ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノ: ダヴィッド・フレイ)
ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14

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