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2011/09/22 | KAJIMOTO音楽日記

●飛翔する若手ピアニスト2人。相次ぎチケット発売開始!

わが国の20代女性ピアニストを代表する2人、小菅優と萩原麻未。
この2人のコンサート・チケットが今週、来週と相次いで発売になります。


★萩原麻未ピアノ・リサイタル
11月17日(木)19時 紀尾井ホール

一般発売: (先行受付はありません)
9月23日(金・祝)10時~  ●お申し込み


★小菅優 ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ第3回
2月3日(金)19時 いずみホール(大阪)
2月7日(火)19時 紀尾井ホール(東京)

カジモト・イープラス会員限定先行受付
9月30日(金)12時 ~ 10月3日(月)18時  ●お申し込み
一般発売
10月11日(火)10時~  ●お申し込み


「2人」とくくってしまいましたが、
まずは昨年ジュネーヴ国際コンクールを優勝して、一躍表舞台に躍り出た萩原麻未




広島生まれで、子どもの頃はともかく、パリ国立高等音楽院に留学してからはフランスでの演奏活動が主だったこともあって、日本での本格ソロ・リサイタルはこれが実質デビューとなります。
今回のこのプログラミングについて、前半のハイドン「古典派を深く探求していきたい」ベリオ、ラフマニノフはジュネーヴ・コンクールの予選で弾いたものをもう一度掘り下げたい、
(ベリオの作品が予選の課題とは、さすが世界屈指のジュネーヴ・コンクール・・・)
後半のシューマン「内面性に惹かれ、生涯弾き続けたい」から、
と彼女は語っています。

萩原の、例えばラヴェルの協奏曲などでの奔放にキラキラはじける様な、それでいてしっかり音楽の中身と向き合っている演奏ぶりに加え、
日頃話している様子・・・とっても真っ直ぐに、内向的に繊細に語ったかと思えば、目をパッチリ見開いて情熱的に語りだす様子などを見ていると、
フロレスタンとオイゼビウスが交錯するシューマン、特に「謝肉祭」なんかぴったりだな、という感じがしますね。
ぜひ多くの方々に、若い大器の日本デビュー・リサイタルを一緒に聴いていただきたいと願っています。


■萩原麻未: チケットのお申し込みはこちらまで

一般発売: (先行受付はありません)
9月23日(金・祝)10時~  ●お申し込み

萩原 麻未 プロフィール



一方の小菅優は、若手とはいってもキャリアからいったらもうベテラン・・・とは言わないまでも、海外の名オーケストラとの共演や、ザルツブルク音楽祭への出演(内田光子に次いで2人め)など、既に名声を確立した若手屈指の名手。



まずは20代に一度・・・と、昨年から満を持してスタートしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲チクルス。
これは並大抵のことではなく、ハンパな気持ちで始められるものではないことは皆様もよくおわかりと思いますし、実際、小菅も用意周到に準備を重ねての出発でした。
およそピアニストにとっては、エベレスト登山に挑むような、一度はやらねば!という一大プロジェクトです。

そして早3回目。
今回は小菅曰く、テーマは「愛と人間」
(今、演奏会場などで配布されているチラシに、毎回好評をいただいておりますが、小菅本人のメッセージが掲載されています。ぜひお読み下さい。)
「月光」ソナタソナタ第13番の「幻想風ソナタ」の2曲をはじめとして、初期の小さな第9、10番、晩年の後期スタイルに入りかけた第27番が演奏されます。

初回は「出発」のテーマで、第1、2、3番を、
前回の第2回は耳の聞こえなくなったベートーヴェンの「再出発」で、第16、17「テンペスト」、18番、そして後期の28遍が演奏されましたが、
いつも小菅のベートーヴェン演奏に感じるのは、
ドイツで育って、ドイツの空気や食べ物を食べてきた彼女ならではの、今やなかなかいなくなったネイティヴ(に近い)なベートーヴェン感覚や、
強靭な技術に支えられた、情の細やかな濃さと、まっすぐな気分が充満した音楽性、
そして、ベートーヴェンのソナタが1曲1曲、よくぞここまでそれぞれに「違った」音楽を書いたもんだ、というこの天才作曲家の意地というか面白さというか、
そういうことをクッキリと意識させてくれることでしょうか。

前回の16番、17番、18番(作品番号31の1、2、3曲というセットですが)は特にそうしたあたりで、お客様に強烈な印象を残したようです。


だんだん佳境に入ってくるこのシリーズ、
今回もぜひ楽しみにしていて下さい。


■小菅優: チケットのお申し込みはこちらまで

カジモト・イープラス会員限定先行受付
9月30日(金)12時 ~ 10月3日(月)18時  ●お申し込み
一般発売
10月11日(火)10時~  ●お申し込み

小菅 優 プロフィール


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