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2011/09/13 | KAJIMOTO音楽日記

●マティアス・ゲルネの動画メッセージ&インタビュー!

「サイトウ・キネン・フェスティバル松本2011」にてオペラ「青ひげ公の城」のタイトルロールを見事に歌い上げ、その歌唱力と演技力で大喝采を浴びたマティアス・ゲルネ(バリトン)。 次なる10月の来日では、マーラー&シューマン・プロのリサイタルを開くゲルネから、
皆さま宛にフレンドリーな動画メッセージが届いております!(会話中の声にもご注目!)




「青ひげ公の城」初日を無事終えたゲルネ/2011年8月、松本市内のホテルにて


ゲルネのリサイタルは、10月16日 (日)。

この公演について、ゲルネがさらに(!)プログラム構成の意図、共演者ヒンターホイザー(ピアノ/ザルツブルク音楽祭芸術監督)の魅力、意気込みなどを弊社スタッフに語ってくれました。
早速ご紹介します!

***

「青ひげ公の城」最終日。
一昨日の公演では医師の判断で降板した小澤さんが、今日は指揮をするという。
本番前のゲルネは、バックステージで楽団員、スタッフと雑談をしながらリラックスした雰囲気。
小澤さんについて「今日はよくなっていると聞いているので安心している」と気遣うゲルネ。

今年10月のリサイタルについて話を始めると、ゲルネのまなざしも自然と真剣に。

Q. プログラムが大きく3つのブロックに分かれています。曲順、またそれぞれのブロックの意図、テーマを教えてください。

ゲルネ(G)
最初のブロックは、愛、人間性がテーマです。2つめのブロックは、死、人との繋がりを失う悲しみがテーマで、最愛の子供を失う状況などドラマティックな曲を集めました。最後のブロックでは、兵士、軍隊における状況など、最も悲劇的な内容です。
マーラーとシューマンの曲を、このように交互に入れたこのプログラムは、10月の東京で歌うのが最初です。この公演を皮切りに、2年ほどこのプログラムでリサイタルを行っていくつもりです。
シューマンとマーラーは、非常に異なる作曲家です。生きていた時代が違いますし、マーラーはとても近代的な部分を持った作曲家です。しかし共通点も多く、二人が持つロマンティシズムには相通じるものを多々見いだす事ができます。
今回のリサイタル・プログラムを通じて、それぞれの曲の魅力や意味を新たに感じていただけたらうれしいです。

Q. 休憩がないのはなぜでしょうか?

G.
各ブロックの間に、ほんの僅かな間が空きますが、基本的に続けて演奏する形で、長い休憩をとらないことに決めました。
プログラム全体の雰囲気を、お客様に中断されることがなくに味わっていただきたいからです。

Q. 共演するマルクス・ヒンターホイザーの音楽的魅力を教えてください。
G.
マルクスは、素晴らしい音楽家であると同時に、最近のザルツブルク音楽祭芸術監督としての著しい成功が示しているように、突出したアイディアを持った人物です。
彼とは、私がザルツブルク音楽祭に最初に出演した20年ほど前からの長い付き合いです。その頃、彼はザルツブルク音楽祭の現代音楽シリーズのインテンダントをしていました。長いあいだ親交がありますが、実際に共演し始めたのは最近です。ピアニストとしても非常に才能があり、オープンな性格で、心から尊敬しているピアニストです。

Q. リサイタルへの抱負をお聞かせください。
G.
私の仕事は、皆様の前で常に最良の演奏をすることです。日本の聴衆の皆様は、世界でも類をみない素晴らしい集中力と、音楽を心から愛する情熱を持っています。このマーラーとシューマンのプログラムを、ぜひ心をオープンにして聴いていただきたいと思います。
近々、皆さまと再会できることを楽しみにしております。

2011年8月27日 まつもと市民芸術館にて



■マティアス・ゲルネ バリトン・リサイタル
2011年10月16日(日) 19:00 東京オペラシティ コンサートホール

バリトン : マティアス・ゲルネ [プロフィール]
ピアノ : マルクス・ヒンターホイザー

プログラム
マーラー:私は快い香りを吸いこんだ (「リュッケルトの詩による5つの歌曲」から)
シューマン:詩人の目覚め (「6つのリート」op.36から)
        愛の使い (「6つのリート」op.36から)
マーラー:美しいトランペットが鳴り響くところ (「子供の不思議な角笛」から)
シューマン:ぼくの美しい星 (「愛の相聞歌(ミンネシュピール)」op.101から)
        世捨て人 (「3つの歌」op.83から)
マーラー:原光 (「子供の不思議な角笛」から
―――――――――――――――――――――――
シューマン:夜の歌 (「リートと歌」第4集op.96から)
マーラー:この世の生活 (「子供の不思議な角笛」から)
       なぜそのような暗いまなざしで (「亡き児をしのぶ歌」から)
       おまえのお母さんが入ってくるとき (「亡き児をしのぶ歌」から)
シューマン:ものうい夕暮れ (「レーナウの6つの詩」op.90から)
マーラー:私はこの世に忘れられ (「リュッケルトの詩による5つの歌曲」から)
シューマン:終わりに (「ミルテの花」op.25から)
―――――――――――――――――――――――
シューマン:兵士 (「5つのリート」op.40から)
マーラー:死んだ鼓手 (「子供の不思議な角笛」から)
シューマン:2人のてき弾兵 (「ロマンスとバラード」第2集op.49から)
マーラー:少年鼓手 (「子供の不思議な角笛」から)

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