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2010/12/09 | KAJIMOTO音楽日記

●続いてワールド・ピアニスト・シリーズ2011-12のシリーズ会員券、先行受付!

日曜日からワールド・オーケストラ・シリーズ2011セット券の先行受付が始まりましたが、おかげさまで大好評!
ご購入いただきましたお客様には本当に感謝です。
さて、この秋はポリーニ、アルゲリッチをはじめ、ダン・タイ・ソン、そして昨日リサイタルが行われた今年のショパン・コンクール優勝者、ユリアンナ・アヴデーエワ、
来週13日(月)のピエール=ロラン・エマールと、素晴らしいピアニストたちの揃い踏みですが、
今週末12月12日(日)から、いよいよ来年度のワールド・ピアニスト・シリーズ2011-2012のシリーズ会員券(セット券)の先行受付が始まります。


《ワールド・ピアニスト・シリーズ2011-2012》
●ピョートル・アンデルシェフスキ
5月21日(土)19時 サントリーホール
●ピーター・ゼルキン
8月29日(月)19時 東京オペラシティ コンサートホール
●ボリス・ベレゾフスキー
10月7日(金)19時 東京オペラシティ コンサートホール
●アレクセイ・ヴォロディン
2012年1月25日(水)19時 東京オペラシティ コンサートホール

カジモト・イープラス会員限定先行受付  ●お申し込み
12月12日(日)12時 ~ 12月17日(金)18時
一般発売  ●お申し込み
12月20日(月)12時 ~ 12月25日(土)18時



この次回のピアニスト・シリーズについて、Kajimoto Concert誌に音楽ライターの柴田克彦さんが、
「前者2人(アンデルシェフスキ&ゼルキン)と後者2人(ベレゾフスキー&ヴォロディン)の鋭利な繊細さんVS豪放な大胆さ、孤高のコスモポリタンVSロシアの王道、さらに誤解を恐れずに言えば、グールドVSリヒテル型の対照が大きな聴きどころ・・・」
と書いて下さっていますが、まったくその通りですね。奇しくもまさしくこの4人は大きく2つのタイプに分けられました。






さて、今度も「オマエは誰が楽しみだ?」と問われるならば、
私でしたら、まずはピーター・ゼルキンを選びます。
東京の大ホールでは5年ぶりのソロ・リサイタルだということと、
彼が今から7年前に大変な名演奏をした・・・限りなく深遠な演奏だったベートーヴェン畢生の大曲「ディアベッリ変奏曲」が再び聴けるからです。

ルドルフ・ゼルキンの息子であり、母方の祖父はアドルフ・ブッシュという、
歴史的演奏家の家系に生まれ、若い頃はそれに抗うような活動を続けていたピーターも、今や抗うどころか、すっかりその血に相応しい「偉大な」ピアニストです。
今年、武満徹80周年バースデー・コンサートで弾いた「リヴァラン」と「アステリズム」を聴いたのですが、まるで深く広大な、神秘の宇宙にいるようでした。






そしてピョートル・アンデルシェフスキのJ.S.バッハ。
定評ある、そして透明感と崇高さも漂わせる彼のバッハは、現代のピアニストたちが弾くバッハの中でも、シフらの大家と比べられるくらいの(感じはかなり違いますが)
素晴らしいもの。
客席で聴いていると、どんどん自分の頭からアルファ波(?)が出てくる感じです。
そのバッハの中でも彼がとりわけ得意な、厳しい「イギリス組曲」と、
シューマンの、その味わいを知れば知るほどその豊かさがわかるような小品たちの組み合わせは、どのような体験をさせてくれるのでしょう?






うって変わってロシアの2人、
ボリス・ベレゾフスキーの豪腕とアレクセイ・ヴォロディンの鉄腕。

この2人は、まだ曲目未定ですが(申し訳ありません)、
ベレゾフスキーはリストやラフマニノフを弾くときの大変な超絶技巧によるヴィルトゥオーゾぶりと(かつてラヴェル「ラ・ヴァルス」を弾いた時はとても2本の腕で弾いているとは到底信じられない音符の量と轟音を、濁ることなく弾ききっていました)
シューベルトの小品を弾いたりする時の繊細で広がりのある表現
そのどちらも持ち合わせた能力にはいつも驚かされます。






ヴォロディンは、日本に初めて登場したのは
2年前のゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲でしたが(第3番)、
高性能の機関銃の如く正確に繰り出される、キレのいい透明なタッチと、
音楽のスタイルの正確な把握力に感心させられました。
ちょっと大きく言えば、ギレリスをほうふつとさせるような感じでしょうか。どんなに難しい部分でも涼しい顔で完璧に弾いてしまう様子が驚きです。
今年のN響定期公演でもラフマニノフの第2協奏曲を弾き、
完璧なピアニズムの中に漂うほのかな叙情が印象的でした。


長々書いてしまいましたが、
ぜひ皆様にそれぞれのピアノの魅力を味わっていただけたら、と思っております!


なお、イープラスにも特設ページがアップされていますので、
こちらもご覧下さい。

ワールド・ピアニスト・シリーズ 2011-2012 (イープラス特設ページ)


→ セット券のお申し込みはこちらから
カジモト・イープラス会員限定先行受付:  ●お申し込み
一般発売:  ●お申し込み
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