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2018/04/02 | KAJIMOTO音楽日記

●ロシアの鉄腕ヴィルトゥオーゾによる「献呈」プロを!―― 9月来日のヴォロディン、4/7(土)より先行受付スタート。


ロシアン・ピアニズムを受け継ぎ、現代に伝えるピアノの名手、アレクセイ・ヴォロディンが9月7日(金)に東京で再びソロ・リサイタルを開きます。
そして今週末、4/7(土)からカジモト・イープラス会員限定先行受付が始まります!

今回のプログラムは「献呈」プロ。ヴォロディンは昨今、このプロをひっさげて世界各地を回っています。




[アレクセイ・ヴォロディン ピアノ・リサイタル]
9月7日(金)19時 紀尾井ホール

《DEDICATION》
シューマン(リスト編): 献呈
シューマン: クライスレリアーナ op. 16
ショパン: バラード第2番 ヘ長調 op. 38
リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調

カジモト・イープラス会員限定先行受付
4/7(土)12時 ~ 10(火)18時  ●お申し込み
一般発売
4/15(日)10時~  ●お申し込み


ところで「ヴィルトゥオーゾ」という言葉。名手とか達人とか、ピアニストの場合は「超絶的にすごいピアニズムをもった人」といった感じで使われることが多いですよね。もちろん間違いではないです。概ねそういうことなのですが、そもそもの語源・・・ラテン語のVirtusには「徳」とか「美」といった意味も含まれ、芸達者な意味でバリバリ弾ける人、とは一線を画します。そういう意味でヴォロディンは「ヴィルトゥオーゾ」ですし、ロシアン・ピアニズムの名人たち―― ラフマニノフやリヒテル、ギレリス、最近ではキーシンやルガンスキーら(それぞれ個性は違いますが)と共通の地盤をもちます。強いて言えばギレリスにタイプが近いのかなー?と。タッチ、音、フレーズ、曲全体の形式感が堅固であって、隙のない演奏をする、という点で。彼の演奏を聴いた後には「しっかりとしたものを体験した」という感覚がいつも残ります。

さて、話がはじめに戻りますが、そのヴォロディンが今回披露するのが、19世紀初頭に花開いたロマン派のピアノ曲たち・・・その大家たちがお互いに献呈しあった曲によるプロ。シューマンショパンリストの3人はパリ等でよく顔を合わせ、前者2人が1910年生まれ、リストが11年生まれというほぼ同期。よきライバルたちですね。
そしてわかりやすくシューマンの名歌曲「献呈」でリサイタルを開始、シューマンがショパンに捧げた、複雑で底の深い「クラシスレリアーナ」、ショパンがシューマンに捧げた嵐うずまく「バラード第2番」、そしてリストがシューマンに捧げた、ピアノ史に燦然と輝く超大曲「ロ短調ソナタ」と続きます。

揃いも揃ってまさに大曲で(さすがライバルに献呈するだけのことはある)、単純に言って、これらが並ぶプログラムを弾き切る、というのは、メカニックとしても内容の多岐にわたる多彩さ深さにしても、大変なことだと思うのですが、そこは鉄腕ヴィルトゥオーゾのヴォロディンに期待!
世界各地で、この「献呈」プログラムを弾いている彼なので、東京ではかなり練られたものになるのではないでしょうか?



オーストリア(旧ハンガリー領)のライディングにおけるリスト音楽祭で「献呈」プロを演奏するヴォロディン(2018年3月)


ライディングのリスト生家にて


生家にあるリストが弾いていたピアノとともに


■チケットのお申し込みはこちらから

カジモト・イープラス会員限定先行受付
4/7(土)12時 ~ 10(火)18時  ●お申し込み
一般発売
4/15(日)10時~  ●お申し込み
 

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