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2016/05/23 | KAJIMOTO音楽日記

●華麗なるフィラデルフィア管 来日を前に Vol.10 ―― マーラー「千人の交響曲」初演から100年。


アジア・ツアーが始まったフィラデルフィア管。日本にはまもなく!・・・の前に、ちょっと遡った話題を。

フィラデルフィア管弦楽団がかつての音楽監督レオポルド・ストコフスキーの指揮で、マーラー畢生の大作、交響曲第8番「千人の交響曲」を初演して今年で100年。初演は1916年3月2日でした。
その100年記念演奏会・・・まさにそのマーラー「千人の交響曲」を・・・去る3月に現音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンが指揮しました。


初演時の写真

以下、「音楽の友」5月号に掲載された記事から引用しつつ、自由に書かせていただきますが(取材: 小林伸太郎さん)、実はこのマーラー「千人交響曲」はその初演以来、2008年に一度演奏されたことがあるだけで、今度で3度目にすぎません。それだけ上演が大変な作品だということで(それはもちろん、8人の一級の歌手、膨大な人数の合唱団を揃えければならないのですから)、しかしそこはエネルギッシュなネゼ=セガンにして、初演から100年という年、そして困難を乗り越えて再生するフィラデルフィア管を祝福して、この壮麗無比な曲をぜひやってやろうじゃないか!ということだったようです。

肝心の演奏はといえば、オペラも、大きな合唱付きの作品も得意とするネゼ=セガンは、ホール自体を壮大な楽器とするようにバランスよく楽々と鳴らし、
反面第2楽章の前半、ずっと静かで神秘的な場面が続くところでは、彼の指揮特有の透明感、リリシズムが息づき、それをフィラデルフィア管の特に管楽器の名手たちが深く支えていた、とのこと。

しかし後日談です・・・マエストロ、この記念演奏会を成功させようとものすごく張り切って力を入れたせいでしょうか、数日後にヘルニアになってしまい、緊急手術をすることになった――という(汗)。
でもご安心ください・・・と言いますか、皆さまもご存じの通り、ネゼ=セガンはその後今までと変わらぬ元気で活躍していますし、現在のアジア・ツアーでも快演連発、SNSでも満面の笑顔の写真をアップしています。


それにしてもマーラーの「千人の交響曲」、一度日本でもフィラデルフィア管弦楽団の演奏によって聴いてみたいものですね!


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