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2013/11/11 | ニュース

◆パーヴォ&パリ管、2013ツアー終了/ツアー日記:東京・横浜・福井・倉敷編

パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管弦楽団のアジア・ツアーが11/9倉敷でのラスト・コンサートをもって無事に終了しました。各地で演奏会にお運びくださったお客様に、あらためて御礼もうしあげます。
このコンビでは2011年以来、2度目の日本ツアー。パーヴォ・ヤルヴィの“音楽監督就任お披露目”として行われた前回のツアーでは、新生・パリ管の音色や新リーダーとの相性が注目され、各楽器セクションが誇る高い技術や、“フランス的な”上品さを残しつつ豊かに表情を変化させていく絶妙なサウンドが、その期待に十二分に応えていました。

今回のツアーは、いわずもがな、マエストロ・パーヴォの指揮のもと、パリ管がいかなる方向を目指し進化しているのか(音楽表現においても、レパートリーにおいても)、その「今」と「未来」を聴衆の皆さまにお伝えする好機会となったと思います。


11/4上野・東京文化会館でのリハーサルの様子


11/5サントリーホールで練習中のヌーブルジェ


旅中の師弟コンビ。エスケシュとヌーブルジェ

11/5のサントリーホール公演は、楽団の新たな音楽的方向性を示す、北欧の透明な響きと語りの妙(シベリウスの「カレリア」組曲)で幕開け。楽器の特性をこれでもかと追求しながら、オーケストラと果敢に交響的掛け合いを繰り広げたヌーブルジェ(リストのピアノ協奏曲2番)。現代最高のオルガニストのひとり=エスケシュを迎えて繰り広げられた壮大かつディティールの美が光った「オルガン付」交響曲。サントリーホールではそうした熱演のあとに、3曲のアンコール(こちら)も届けられ、マエストロへの拍手が鳴りやみませんでした。


横浜公演では、終演後、メンバー達が名残惜しそうにホール前で歓談


東京までの移動中のひととき・・・

横浜を経て、次なる旅の地は、福井。2011年にすでに名演を繰り広げただけに、開演時より聴衆からの高い期待が感じられました。アンコールの「カルメン」前奏曲では、マエストロがジェスチャーでお客様に手拍子をうながすシーンも。いやはや、盛り上がりました。


マエストロ、福井にて!

ツアー最終地の倉敷公演では、公演後、スタンディング・オベーションが。オーケストラがバックステージに戻ったのち、マエストロの数度のカーテンコールでもやまない賛辞の拍手に応え、楽団員たちがふたたび舞台に戻って挨拶、という嬉しい光景もみられました。


いよいよ翌日は離日。お土産をたっぷり買ったメンバーのためホテルに秤を設置。なにやら公開裁判のように一人一人、判決を受けていました。


関空でネームカードを持って皆を先導してくれたメンバー


関空にて。Bon voyage et à bientôt !(快適な旅を&またね!)

パリ管の今季のスケジュールは今後も、本拠パリでの公演(イザベル・ファウストやボリス・ベレゾフスキー、ルプー、ブロムシュテットらとの共演)、マエストロ・パーヴォの指揮によるマーラー4番やブラームスの《ドイツ・レクイエム》の演奏、ウィーン楽友協会での恒例の公演など、多種多様。ひきつづき、現地から嬉しいニュースやレビューが届きましたら、ご報告いたします。

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