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2013/04/28 | ニュース

◆LFJ新潟&びわ湖だより/LFJ東京がまもなく開幕 ~パリ、狂乱の時代!!

3連休(あるいはゴールデンウィーク前半戦)、いかがお過ごしですか?
4月末&5月頭の風物詩として定着した音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)」は、今年も全国5都市に“フォル=クレイジー”な“ジュルネ=日”をお届け中です。
本日は、音楽祭のアーティスティック・ディレクター:ルネ・マルタンの立会いのもと、LFJ新潟がフィナーレを迎えました。そして明日はところ変わってLFJびわ湖(滋賀)が、最終日を迎えます。



LFJ新潟:小曽根真とフォレス・ヴェセス(オーヴェルニュ室内管を指揮)をたたえるマルタン


LFJ新潟:子供のための公演に登場した新潟市のマスコット、花野古町(はなのこまち)ちゃんと笹団五郎(ささだんごろう)くん


LFJびわ湖:フェイサル・カルイ指揮ラムルー管のリハーサル風景


びわ湖は今日も快晴!


~各地のLFJ~

今年のLFJ新潟と鳥栖(佐賀)のテーマはモーツァルト。
新潟の会期中には、俳優の玉木健嗣さん扮する美麗なモーツァルト君が会場を練り歩き、「モナミ!モーツァルト」と題するLFJスペシャル企画(モーツァルトの人生が楽しく学べてしまう音楽劇)でも名演を繰り広げました。


モーツァルト君、共演のアンサンブル「ムジカ・ニゲラ」と(新潟)

来週開幕するLFJ鳥栖にも、イケメン・モーツァルト君があらわれますので、九州の皆様どうぞお楽しみに。


~フランス音楽に出会う~

LFJびわ湖、そして間もなく開幕するLFJ金沢&東京のテーマは、(皆さまご存じのとおり)フランスとスペインの音楽。フランス生まれの音楽祭が日本に上陸して9年目にして満を持しておおくりする“フランス音楽の祭典”ですから、フランス音楽の新たな魅力に出会っていただけること、間違いなしです!

今年の目玉は何と言っても、ドビュッシーやラヴェルの傑作(「海」や「ボレロ」などなど)を初演したパリの名門ラムルー管弦楽団の来日(LFJ東京&びわ湖に出演)。
・・・ですが、彼らの魅力については熱く語ってしまいましたし(こちら)、今年のテーマ『至福の時』に彩りを添えるスペイン音楽についても、(マニアックな切り口ではありますが)当ブログで触れましたので(こちら)、
今日は芸術の都パリが最も“フォル=クレイジー”だった「狂乱の時代」について、簡単にご紹介しておきたいと思います。


~パリの「狂乱」をしのぶ~

「狂乱の時代」は、もともとアメリカの1920年代を指す語。「狂騒の20年代」などともよばれます。第一次大戦という暗い時期ののち、人々の生活が華やぎ・モダンになり、ジャズが流行し(これは大事ですね!)、様々なアートが花開いた時代です。ラジオや映画、自動車などが人々の生活を潤すようになる時代でもあります(もっとも、この夢のような楽しい時代は、1929年~の世界恐慌によって、あっけなく終わってしまうのですが)。

フランスの人々にとっても、この1920年代は比較的ハッピーな時代でした。フランス語では「狂乱の時代」は“レ・ザネ・フォル”と訳されますが、この“フォル”は、ラ・フォル・ジュルネの“フォル”と同じ、“クレイジー”を意味するコトバ。
フランスはアメリカとともに第一次大戦を勝ち抜き、人々はウキウキと人生を謳歌し、近代化されてゆく日々の暮らしをエンジョイしました。

(アメリカと同じく)ジャズがパリで大フィーバーするのも、このころ。今年のLFJ東京に、ディキシーランド・ジャズを奏でる「チェリー・ボーイズ」が登場するのも、偶然ではないのです。


ナントでのチェリー・ボーイズの様子

ちなみに「チェリー・ボーイズ」は、来る5月2日18:00~、LFJ東京のプレ・イヴェント、その名も「熱狂のプレナイト」に登場します!
東京国際フォーラムの地上広場にお越しいただくだけで、どなたでも自由に演奏をご覧いただけますので、「20年代のパリの狂乱」に浸りにきてくださいね。


詳細はこちら


~パリのキャバレー体験!~

そして忘れてはならないのは、この20年代のパリの狂乱ぶりを象徴する作曲家たち。
フランシス・プーランクやダリウス・ミヨーら、パリにたむろっていた若き作曲家グループが「フランス6人組」と命名されたのが1920年ですし、ミヨーがブラジルのポピュラー・ミュージックにインスパイアされて衝撃の超現実的(?)バレエ《屋根の上の牡牛》を完成させたのも1920年。
「フランス6人組」の「たまり場」となった同名のパリのキャバレー『屋根の上の牡牛』がオープンしたのが、1922年です。
このキャバレーを、当時、ココ・シャネルやジャン・コクトー、ピカソ、ジョゼフィン・ベーカー、チャーリー・チャップリン、カミュ、サティ、ラヴェル、ストラヴィンスキーらそうそうたる顔ぶれがおとずれ、前衛芸術がさらに花開く土壌ともなった、ということからも、20年代のパリの芸術的な盛り上がりぶりが、うかがえますね。

さて、今年のLFJ東京。プーランクやミヨー、サティらの作品「を」取り上げるのはもちろんですが、このキャバレー『屋根の上の牡牛』をモチーフにした”フォル=クレイジー“な舞台もご用意しています。
われらが「渋さ知らズオーケストラ」が、“芸術キャバレー集団”という摩訶不思議なジャンルで登場。5月4日 21:45~、東京国際フォーラムのホールCにて、『パリ×キャバレー ~渋さ版キャバレー:屋根の上の牡牛』を上演します。

「渋さ知らズ」って何・・・?という方は、昨年のLFJ東京での「渋さ知らズ」の暴れん坊ぶりを、まずは以下のサイトから動画でご確認ください。
公演は夜ですから、思う存分はじけて「狂乱の年」を体験してください!

詳細はこちら


様々な切り口から楽しめてしまう「ラ・フォル・ジュルネ」、今年も皆さまのご来場をお待ちしています。


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