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2012/09/18 | KAJIMOTO音楽日記

●ポリーニによるソナタ第32番(ベートーヴェン)、試聴スタート!





「ポリーニ・パースペクティヴ」の特設サイトにて、「試聴」第2弾が開始しています。
今回お聴きいただけるのは、「ポリーニ・パースペクティヴ」で演奏されるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番より第一楽章の冒頭です。

特設サイト
※ジャケット写真をクリックしてください


この録音は、現在「ベートーヴェン:ピアノ ソナタ第30番~第32番」(UCGG-9042)として世に出ているもの。
(皆さまご存じのとおり、)1977年7月(=ポリーニが35歳の頃)にウィーンで録音され、「ベートーヴェン:後期ソナタ集」として3枚のLPレコードで第28・29・30番のソナタとともに発表された音源です。
当時としてはかなり衝撃的な演奏で、賛否両論が巻き起こったものです。

冒頭から、ポリーニの強靭な打鍵と鋭いタッチに耳も心も奪われることは言うまでもありませんが、
ドイツの巨匠の演奏であればまず、この後期ソナタ集の特徴である宗教的・精神的な森をさまようような趣を感じさせるだろうところを、
ポリーニは純粋音楽の構造美を彫刻作品のように白日のもとに明晰に形造るのです。

それによってベートーヴェンが、彼が生きた当時よりも二歩も三歩も先をいく”現代音楽の作曲家”であったということが浮き彫りになります。
ポリーニの演奏から聴こえてくるこの現象が、
今回の「ポリーニ・パースペクティヴ」を通してポリーニ自身が追究しているものに、まさに繋がっていきます。

今年11月13日、前半のシャリーノ作品の世界初演とあわせ、ベートーヴェンの最後のソナタがいかなる意味を持って披露されるのか。ご期待ください。

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本記事、ならびにこれまで「ポリーニ・パースペクティヴ」に関してご紹介してきたWeb記事は、「ポリーニ・パースペクティヴ2012特設サイト」でまとめてご覧いただけます。
公演情報をまとめてチェックできる便利なサイトですので、ぜひ一度、お立ち寄りください。

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