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指揮 ミハイル・ゲルツMihhail Gerts

PROFILE


 2015/16シーズンから、ハーゲン歌劇場(ドイツ)のカペルマイスター兼次席音楽総監督に就任したミハイル・ゲルツは、若手世代を代表するエストニア人指揮者。エストニア音楽演劇アカデミー、およびベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でクリスティアン・エーヴァルト、ハンス=ディーター・バウムに師事した。

 2007~2014年、エストニア国立歌劇場のスタッフとして、《コシ・ファン・トゥッテ》《シンデレラ》《ウィリアム・テル》《ノルマ》《仮面舞踏会》《椿姫》《カルメン》《トスカ》《ラ・ボエーム》、バレエでは《白鳥の湖》《くるみ割り人形》《ロメオとジュリエット》《シンデレラ》《ジゼル》《マノン》《コッペリア》《ドン・キホーテ》《バヤデール》、その他多くのオペレッタを含む30以上の作品を指揮。また、同歌劇場のアンサンブルを率いてリトアニアやラトヴィアへのツアーを行った。

 レパートリーはバレエの重要作品や交響的、叙情的な作品で、これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、MDR交響楽団、WDR交響楽団、エストニア国立交響楽団、タリン室内管弦楽団に客演したほか、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)、デッレ・ムゼ劇場(アンコナ)、ミハイロフスキー劇場(サンクトペテルブルク)、ノーザン・バレエ(リーズ)、ベラルーシ国立歌劇場(ミンスク)といった劇場に登場。

 また、パーヴォ・ヤルヴィ/hr交響楽団、およびヨーン・ストルゴーズ/タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団(両方ともシベリウス「クレルヴォ」交響曲)、ベルゲン国際フェスティバルで アンドリュー・リットン/ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(シェーンベルク「グレの歌」)、スティーヴン・スローン/ボーフム交響楽団(ショスタコーヴィチ「交響曲第13番」)のプロジェクトにも携わり、2005~2007年にはグラミー賞をダブル受賞したエストニア国立男声合唱団の指揮者を務めた。

ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団(ドイツ)とは特につながりが深く、2015年は複数公演に登場予定。キール歌劇場(ドイツ)の《エフゲニー・オネーギン》、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団のモスクワ公演、エストニア国立交響楽団のタリン公演への出演や、オール・シベリウス・プログラムでのベルリン・ドイツ交響楽団デビューもこのシーズンのハイライトと言える。

加えて2015年春には、リール国立管弦楽団にデビューし、その成功から2016年の再招聘が決定。モスクワ・ヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団との初共演の際には、芸術監督のウラディーミル・スピヴァコフから直ちに次の招待を受け、2016年のコルマール国際音楽祭(フランス)においてスピヴァコフ自らがヴァイオリン・ソリストを務めるコンサートの指揮を担当することが決まった。また、2015/16シーズンには、エストニア国立交響楽団とハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団との再共演も予定している。

2014年、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮者コンクールのファイナリスト3人、パリのエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮者コンクールのファイナリスト4人の中に選ばれたほか、若手指揮者のためのドイツ・オペレッタ賞を受賞。2013年、ドイツ音楽評議会が世界レベルの指揮者養成を目的に才能ある若手を集めて行う指揮者フォーラムに参加し、2016年からは同評議会の「未来のマエストロ」の一人に名を連ねる。
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