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指揮 クリストフ・エッシェンバッハChristoph Eschenbach

PROFILE

国際的なキャリアを誇るピアニストであるとともに、1970年代から指揮者への道も歩き始め、今や欧米のすべての一流オーケストラを指揮する巨匠。チューリヒ・トーンハレ管、ヒューストン響、ハンブルク北ドイツ放送響、パリ管、フィラデルフィア管の首席指揮者や音楽監督を歴任。オペラも指揮し、メトロポリタン歌劇場やシカゴ・リリック・オペラで《ドン・ジョヴァンニ》《エレクトラ》などを上演、バイロイト音楽祭で《パルジファル》を指揮するなど、著名音楽祭にも招かれている。
 指揮者の道を歩み始める1972年以前から、クリストフ・エッシェンバッハはピアニストとして国際的なキャリアを誇っていた。彼はシュレジア地方のブレ スラウ(現ポーランドのブロツワフ)に生まれ、ピアノの手ほどきは母から受けた。その後ハンブルクに出てエリーザ・ハンセンに師事、この地でヴィルヘル ム・ブリュックナー=リュゲベルクに指揮も学んでいる。
  エッシェンバッハは今や、ヨーロッパおよびアメリカの全ての一流オーケストラを指揮している。1988年から99年までヒューストン交響楽団の首席指揮者 を務め、後年名誉指揮者となった。それ以前はチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の芸術・音楽監督を務めており、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客 演指揮者でもあった。1998年にハンブルク北ドイツ交響楽団の首席指揮者に就任。2000年にはパリ管弦楽団の首席指揮者に任命された。そして、 2003年からフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督の地位にある。
  2004-2005年シーズンは、フィラデルフィア管弦楽団のオープニングにR.シュトラウス『4つの最後の歌』(ソプラノ:ルネ・フレミング)、ドヴォ ルザークの『交響曲第8番』を指揮、このシーズンはドヴォルザークとチェコの作曲家にフォーカスを当てた。またモーツァルト、R.シュトラウス、マー ラー、チャイコフスキー、ワーグナー、ベリオの晩年の作品を集中的に取りあげている。
  ほかにも今シーズンは、ロスアンジェルス・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、ベルリン・シュターツカペレ、シカゴ交響楽団に客演した。
  1978年に初めてオペラを指揮して以来、エッシェンバッハは世界の主要歌劇場に定期的に招かれている。ヒューストン・グランド・オペラでは《ドン・ジョ ヴァンニ》《コシ・ファン・トゥッテ》《フィガロの結婚》《エレクトラ》、シカゴ・リリック・オペラでも《ドン・ジョヴァンニ》、さらにロバート・ウィル ソン演出による《パルジファル》《ローエングリン》を指揮、大成功を収めている。2002年にはバイロイト音楽祭で《パルジファル》を指揮した。
  タングルウッド、ハリウッド・ボウル、トゥールーズ、シュレスヴィヒ=ホルシュタインなど欧米の著名音楽祭にも頻繁に招かれている。1995年以来ラヴィ ニア音楽祭の音楽監督を務めており、1999年にはシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の芸術監督に任命されている。
  一流レーベル各社との協力のもと、エッシェンバッハは指揮者として、またピアニストとして多数のレコーディングを行っている。収録された作品には、バッ ハ、ブラームス、ベルリオーズ、グリーグ、マーラー、メンデルスゾーン、メシアン、サン=サーンス、シュトラウス、チャイコフスキーなどのものが含まれて いるほか、ベルク、シェーンベルク、シュニトケ、ルーリー、ピッカー、ロウズ、グラス、アダムズ、ピンチャーなどの近現代作曲家の作品にも優れた録音があ る。
  1993年、ピアニストとして、また指揮者としての偉大な功績に対し、ドイツのヴァイツゼッカー大統領から連邦功労十字章を贈られた。同年「レナード・バーンスタイン」賞を受賞している。2002年にはフランスのシラク大統領よりレジョン・ドヌール勲章を受章した。
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