児玉桃 (ピアノ)
Momo Kodama (Piano)
バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリーと豊かな表現力で国際的な活躍を続けている。
大阪に生まれ、1歳でヨーロッパに渡り、幼い頃からパリ国立高等音楽院教授故ムニエ女史に師事。13歳の時、最年少最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。故タチアナ・ニコライエワ、アンドラーシュ・シフ、マレイ・ペライア、ヴェラ・ゴルノスタエワの各氏に師事し、16歳でピアノと室内楽のクラスを審査員全員一致のプルミエ・プリで卒業。在学中、セニガリア、エピナール両国際コンクールで優勝。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少の19歳で最高位に輝く。
17歳でシャトレ座の「若手と大家」シリーズに抜擢され、ヴァイオリンの大家、ジャン・ジャック・カントロフとの共演でパリ・デビューを行う。以後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン交響楽団をはじめ、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ロイヤル・リバプール交響楽団、ハレ管弦楽団など、世界のトップオーケストラと共演を重ねている。
2002年~03年シーズンは、マカル指揮モントリオール交響楽団、ベルティーニ指揮バルセロナ交響楽団との共演、デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジアツアー、ベルリン芸術週間への参加、インバル指揮ベルリン交響楽団でシーズン・オープニングコンサートとスペイン・ツアーなどが挙げられる。
リサイタルでは、チューリヒ・トーンハレをはじめ、1999年にはロンドンのウィグモアホールでデビューを飾るなど、ヨーロッパ各地で行い、ティボリ、エネスク、モーストリー・モーツァルト、ハロゲートなど、多くの国際音楽祭から招かれている。2002年のスイス・ルツェルン音楽祭では、ヴィトマンの新作を世界初演した。
国内では、2002年、トッパンホールで行った、メシアン「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」全曲リサイタルが朝日新聞紙上で絶賛され、翌年年始の特集記事「2003年これがイチ押し!!」アーティストに選ばれるなど大きな話題を集めた。室内楽においては、マールボロ、ダボス、カシス音楽祭への参加、ウィーン八重奏団との日本ツアーで活躍。また、現代の作曲家、ペルト、ヴィトマンから厚い信頼を得ており、新作初演などを手掛けている。
2004年は5月に名古屋フィルハーモニー交響楽団とのヨーロッパ・ツアーでメシアンの「トゥーランガリラ」を演奏し、各地で高い評価を得、続いてゲルギエフ指揮東京都響と共演、イタリアでペルト作曲の新作協奏曲をイタリア国営放送(RAI)交響楽団と、またエストニア、ラトビア、ベルグラードフィルとの共演等で活躍。また8月のサイトウキネンオーケストラとの共演も話題を呼んだ。11月にはノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団とのドイツ及び日本ツアーで大成功を収めた。2005年は、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、リスボン及び東京)、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン、南仏のラ・ロック・ダンテロンの各音楽祭に参加。ラ・ロック・ダンテロンでのリサイタルは「いままでに聴いたことのない、まさにショパンの芸術の神髄とも言えるほど熱狂的な演奏を披露・・・」(ル・モンド紙)と絶賛された。
2006年4月には北ドイツ放送交響楽団の定期演奏会に出演し、細川俊夫の新作(世界初演)とモーツァルトの協奏曲を一夜に演奏する企画と演奏が高く評価された。同年12月には、小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団定期演奏会でも同企画での演奏を果たし絶賛された。また、同年8月には、メシアン未発表の作品「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲」の世界初演をフランスで果たした。2008年は、6月に小澤指揮/水戸室内管とのヨーロッパ・ツアーにソリストとして参加し、細川作品を演奏するほか、メシアン生誕100年にあたり「メシアン・プロジェクト」と題してピアノ作品を中心とした5回のシリーズ公演を予定している。
CDはオクタヴィア・レコードより2003年2月に、デビュー盤『ドビュッシー:impressions』を、次いで12月には『ショパン・ピアノ作品集』をリリース。2005年12月には『メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし』がリリースされ、好評を得ている。1994年度アリオン奨励賞。1997年第7回出光音楽賞。1999年第9回テレンス・ジャッド賞(英国)受賞。2007年メシアン国際コンクール審査員。パリ在住。
児玉麻里 (ピアノ)
Mari Kodama(Piano)
パリ国立高等音楽院卒業。スイス青少年コンクール、ヴィオッティ・ヴァルセシア国際コンクール、セニガリア国際コンクール、ブゾーニ国際コンクール等で、優勝、上位入賞を果たす。卒業直後、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演、ロンドンでのリサイタル・デビューなどで賞賛を受ける。以来、ベルリン・フィルとの共演などをはじめ、欧米各国で活動を開始し、近年は日本、シンガポールでもオーケストラとの共演、リサイタル、音楽祭への出演等々、精力的な演奏活動を展開。1995年にはカーネギーホールでのニューヨーク・デビュー、1999年からはロサンゼルスにて、また、2003年からは日本で「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」に取り組み高い評価を得た。
ルノー・カプソン (ヴァイオリン)
Renaud Capuçon (Violin)
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| Photo © Simon Fowler |
1976年生まれ。パリ国立高等音楽院に学び1995年ベルリン芸術アカデミー賞を受賞。T.ブランディス、アイザック・スターンに師事。97年よりアバドの招きでG.マーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサートマスターを、夏季2回のシーズンにわたり勤め、ブーレーズ、小澤、バレンボイムらの指導を受けて過ごした。以降ベルリン・フィル、ボストン響、パリ管との共演や、ベルリン、ルツェルン、ヴェルビエ音楽祭など世界の檜舞台で活躍している。演奏楽器はアイザック・スターンが使用していた、1737年製「Viconte de Panette」グァルネリ・デル・ジェス。
ゴーティエ・カプソン (チェロ)
Gautier Capuçon (Violoncello)
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| Photo © M.Tammaro / Virgin Classics |
1981年生まれ。パリ国立高等音楽院でP.ミラーに師事。1999年、トゥールーズのアンドレ・ナヴァラ・コンクールでの優勝をはじめ、数々の著名なコンクールで入賞を果たす。その後はソリストとして世界的な活躍を展開している。2005-06年シーズンには、フランス国立管、フィラデルフィア管と共演。ヴァイオリニストの兄、ルノー・カプソンをはじめ。ヴェンゲーロフ、レーピン、バシュメットや、アルゲリッチ、バレンボイムなど錚々たる一流音楽家と共演している。使用楽器は1701年製のマッテオ・ゴフリラーと、BSIより貸与された1746年製のジョセフ・コントレラス。
イェルク・ヴィトマン (クラリネット)
Jörg Widmann (Clarinet)
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| Photo © Felix Broede |
イェルク・ヴィトマンは、クラリネット奏者のトップ奏者として、作曲家としても名声を築いている。ソリストとしては、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ケント・ナガノなどの指揮により一流オーケストラで活躍をしている。作曲家としてもヨーロッパでは非常に注目されており、2007年には、ピエール・ブーレーズ指揮ウィーン・フィルハーモニー交響楽団が新しいオーケストラ作品を初演し、今後も、クリスチャン・テツラフによるヴァイオリン協奏曲、イェフム・ブロンフマンによる、新しいピアノ作品のカーネギーホール初演、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放響の新作初演などが予定されている。
茂木健一郎 (脳科学者)
Ken-ichiro Mogi
1962年東京都生まれ。
ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、東京藝術大学非常勤講師。
クオリア(感覚の持つ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究している。
東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回
小林秀雄賞を受賞。音楽への造詣も深く、「すべては音楽から生まれる」(PHP研究所)の刊行や、2008年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008アンバサダーを務めている。また、NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」のキャスターを務めるなど、幅広く活躍している。
代表的な著書:
『脳内現象』(NHKブックス)、『脳の中の人生』(中公新書ラクレ)、
『意識とはなにか』(ちくま新書)
『音楽を「考える」』(江村哲二氏との共著、ちくまプリマー新書)
『日本人の精神と資本主義の倫理』(波頭亮氏との共著、幻冬舎新書)
『芸術脳』(新潮社)、『芸術の神様が降りてくる瞬間』(光文社)
『脳と創造性』(PHPエディターズ・グループ)
『感動する脳』『脳を活かす勉強法』(以上、PHP研究所)
野平多美 (作曲・音楽評論)
Tami Nodaira
パリ国立高等音楽院において作曲理論各科卒業。1990年に帰国。以来2002年まで国立音楽大学作曲科、東京学芸大学などで後進の指導にあたり、1999年から3年間トッパンホール企画アドヴァイザーを務めた。現在、アフィニス文化財団AES専門委員。作曲、編曲活動とともに、音楽評論家としては、「音楽の友」「ムジカノーヴァ」「レコード芸術」等各誌で批評、執筆を続けており、その歯に衣を着せない明快な論評に、国内外の演奏家からの支持が多く信頼も厚い。主要著書は「魔法のバゲット」(全音楽譜出版社)、「フォーレ声楽作品集」(共著/同)、「200CDアヴェ・マリア」(共著/学研)、「200CDベートーヴェン」(共著/同)ほか。最近では「鍵盤で聴く音楽史」や、”親子で楽しむクラシック”「音楽の中の鳥たち」「水にまつわる音楽」(軽井沢大賀ホール)の企画構成など、その活動は多岐にわたる。
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