ウィーン・フィルのトップ・プレイヤーたちが
ウィーンでのニューイヤー・コンサートを終えた
その足で来日 新春恒例となっているウィーン・リング・アンサンブルの日本公演。新年のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートを終えたその足でトップメンバーたちが日本に駆けつけ、典雅な音楽の美酒で酔わせてくれる。ヨハン・シュトラウス、ツィーラー、レハールなどの優美なワルツ、シャンパンが弾けるようなポルカ、オペレッタの華麗なメロディーを、独特の“ウィーン訛り”で、しかも最高に洗練されたアンサンブルで聴かせる。
編成は“ミニチュア版ウィーン・フィル”であるこのグループ独自のもので、メンバーにはコンサートマスターのキュッヒル、フルートのシュルツ、クラリネットのシュミードルら長年ウィーン・フィルの顔としておなじみのスター・プレイヤーが顔を揃えている。
CD=学研/プラッツ
メンバー
ライナー・キュッヒル (ヴァイオリン)
エクハルト・ザイフェルト (ヴァイオリン)
ハインリヒ・コル (ヴィオラ)
ゲアハルト・イーベラー (チェロ)
アイロス・ポッシュ (コントラバス)
ウォルフガング・シュルツ (フルート)
ペーター・シュミードル (クラリネット)
ヨハン・ヒントラー (クラリネット)
ギュンター・ヘーグナー (ホルン)
●プロフィール
ウィーンならではの音楽を演奏するために結成され、ウィーンの旧市街を取り巻く見事な環状道路“リング”にちなんで命名されたアンサンブル。コンサートマスターのライナー・キュッヒルを中心に、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルン各1、クラリネット2の9人編成で、ウィーン・フィルの腕利きのメンバーたちが顔をそろえている。1991年の初来日以来、今回が17回目の来日。プログラムは毎年メンバーが交代で工夫を凝らし、知られざる名曲の紹介にも力を入れている。
●コンサート評から
うっとりして目を細め、「春の声」の晴れ晴れとした世界に浸っている時には、演奏の良し悪しなど、まったく気にならないのだけれど、それはとりも直さず、良い演奏だった。
ウィーン・リング・アンサンブルというのは、リーダーのキュッヒル以下、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者を集めた室内管弦楽団で、いわばウィーン・フィルのエッセンスのような団体だ。柔らかい響きと軽やかな調子で、ウィーン・フィル本体よりも、さらに洗練されたシュトラウスを演奏する。(1月12日 サントリーホール)
堀内 修 (信濃毎日新聞 2005年1月19日)
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