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フルート


工藤 重典 (フルート)
フルート
工藤 重典
Shigenori Kudo, Flute
Photo© 大窪道治
 札幌生まれ。パリ音楽院にて、ジャン=ピエール・ランパル氏に師事し、1979年1等賞で卒業。1978年、第2回パリ国際フルート・コンクール優勝。フランス独奏家協議会賞受賞。続けて1980年、第1回ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクールでも優勝し、併せてフランス共和国大統領賞も受賞。一躍国際的な注目を集めた。
  ソリストとして、ヨーロッパ各国、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア、中東など40ケ国を訪問し、180以上の都市で演奏した。また、フランス、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、イギリス、ノルウェー、アメリカ、スペイン、フィンランド、ハンガリー、オランダ、ルクセンブルクなど世界各地のオーケストラとも度々共演し、その数はすでに30を越えている。
  日本でも、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団をはじめ、ほとんどの主要オーケストラと共演を重ねている。ホルスト・シュタイン、小澤征爾、セミヨン・ビシュコフ、レナード・スラトキン、フェルディナント・ライトナー、クシシトフ・ペンデレツキ、ジャン=ピエール・ランパル、ウィーン弦楽四重奏団、ジェシー・ノーマン、トリオ・パスキエなど、国際的アーティストとの共演も多い。

 録音も活発に行っており、ソニー・クラシカル、ビクター・エンタテインメントなど内外のレーベルから50種類以上のCDが発売されている。「ランパル&工藤重典/夢の饗演(ソニー・クラシカル)」は、1988年度文化庁芸術作品賞を受賞。 2004年は、フランスの大作曲家ダマーズに作品を委嘱し、レコーディング「ペイザージュ〜景色」(ソニー・クラシカル)をリリース及びコンサートツアーを行い、2006年2月にリリースされた最新盤CD「夢のあとに」(マイスター・ミュージック)はレ「コード芸術」誌上で特選盤に選ばれた。

 1984年、パイヤール室内管弦楽団とアメリカ11州、40日間のツアーを行った。1987年にはニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールで行われたモーストリー・モーツァルト音楽祭でランパルと共演。また、サントリーホール・ガラコンサートにおいて、ランパル/ニコレ/工藤のトリオも実現した。
  1994年、地中海洋上フェスティバルに招かれ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、オーギュスタン・デュメイ、マリア・ジョアン・ピリス、ユーリ・バシュメット、ブルーノ=レオナルド・ゲルバー、ギル・シャハムらとともに約2週間の演奏旅行を行った。また同年行ったデビュー15周年記念リサイタルは、東京文化会館大ホールが満席となった。1996年、レナード・スラトキン指揮NHK交響楽団定期演奏会での《ハチャトゥリアン:フルート協奏曲》は各方面より絶賛された。
  1998年2月、冬季長野オリンピック関連コンサートにおいて、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラと《モーツァルト:フルート協奏曲第1番》を演奏。また同年6月、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団ヨーロッパ・ツアーでは《武満徹:アルト・フルートとハープのための「海へ」》のソリストを吉野直子とともに務め、ハンブルク、ウィーン、チューリヒ、フィレンツェなど各地で高い評価を得た。2002年12月にはパイヤール室内管弦楽団と日本ツアーを行い、好評を得た。
  また、2004ジャズ界の大御所、クロード・ボリングとの共演も話題を呼び、12月には、アンサンブル・エスプリ・フランセとの日本ツアーを行い、成功を収めた。
  1983年から、ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクール審査員。現在、パリ・エコール・ノルマル、フルート科教授。1987年よりサイトウ・キネン・オーケストラならびに1990年より水戸室内管弦楽団首席フルート奏者を務める。
  1997年、NHK教育テレビのフルート講座「趣味悠々」の講師を務めた。1999年11月NHK総合テレビ「トップランナー」に出演。パリ在住。


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