1900年の創立以来、フィラデルフィア管弦楽団は一世紀にわたる優れた演奏と歴史的な海外ツアー、ベストセラー録音、録音技術における数々の前例の無い革新的活動によって、常に際立つ存在となってきた。創立からの一世紀の間に迎えた音楽監督はわずか6名で、このことがオーケストラの芸術的方向性に他に類を見ない一貫性と統一性を維持してきた。この6名とは、フリッツ・シェール(1900-07)、カール・ポーリヒ(1907-12)、レオポルド・ストコフスキー(1912-41)、ユージン・オーマンディ(1936-80)、リッカルド・ムーティ(1980-92)、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1993-2003)である。
現在この素晴らしい伝統を継承しているのが、2003年9月に第7代音楽監督に就任したクリストフ・エッシェンバッハである。任期最後のシーズンにあたる2007-08年は、マーラー:交響曲第8番(千人の交響曲)、オルフ:カルミナ・ブラーナ、R.シュトラウス:アルペン交響曲などを含む、交響的作品の歴史的代表作に焦点を当てている。また、エッシェンバッハは就任以来、ベートーヴェンの交響曲全作品を現代曲と共にプログラミング、4週間にわたるレイト・グレート・ワークス・フェスティバル、オーケストラ初の複数年に及ぶマーラーの交響曲全曲演奏会などに取り組み、さらにオーケストラをヨーロッパ、アジア、フロリダ、プエルトリコ、アメリカツアーなどに導いた。
フィラデルフィア管弦楽団の最近のハイライトとしては、インターネットを通じた大きなスクリーン会場でのコンサート、2006年9月に配信開始したオーケストラのオンライン・ミュージック・ストア www.thephiladelphiaorchestra.com 、2006年4月からはアメリカのラジオ局NPRでのレギュラー放送、オンディーヌ・レコードとの協力でリリースされ絶賛を博しているエッシェンバッハ指揮による一連の録音、2003年より始められた1億2500万ドルの寄付を募るキャンペーンなど、その活動は多岐に及んでいる。
フィラデルフィア管弦楽団は、演奏や出版、録音、放映などを通して毎年100万人以上の世界中の音楽ファンたちを魅了している。9月から5月まで毎年行われるフィラデルフィアでの定期演奏会に加え、教育や地元交流のプログラム、ニューヨークのカーネギーホールでも毎年演奏会を重ねている。また、夏季シーズンにおいては、フィラデルフィアのマン・センター・フォー・パフォーミング・アーツで行われる野外コンサートシリーズ、地域での無料コンサート、ニューヨーク州北部のサラトガ・パフォーミング・アーツセンターを本拠地とした定期演奏、ブラヴォ!ヴェイル・バレー音楽祭への出演などを行っている。
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