1982年チャイコフスキー国際コンクール第3位、1985年ショパン国際ピアノコンクール第4位と、二大国際コンクールに日本人として初めて入賞し、その後も人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして目覚しい活躍を続けている。
2005年11月サントリーホールにて広上淳一指揮日本フィルとショパン、スクリャービン、チャイコフスキーの3曲の協奏曲を共演した<小山実稚恵20周年記念演奏会〜協奏曲の夕べ第1夜>は2005年度文化庁芸術祭音楽部門の大賞を受賞、高い評価を得た。
2006年6月からはBunkamuraオーチャードホールにて春・秋年2回ずつ2017年までの壮大なプロジェクト“12年間・24回リサイタル・シリーズ「小山実稚恵の世界」〜ピアノで綴るロマンの旅”を開始。全24回のプログラムを既に発表し、大きな注目を集めている。この集大成とも言うべきリサイタル・シリーズは、大阪、札幌、仙台、福岡、名古屋でも行っている。
オーケストラとの協演では、古典から近現代にわたる約60曲の幅広いレパートリーを持つ。
海外オーケストラとの協演も多く、これまでに、ロイヤル・フィル、BBC響、セント・マーティン・アカデミー管、イギリス室内管、ロッテルダム・フィル、ベルリン響、モントリオール響、モスクワ放響、サンクトペテルブルク響、ロシア・ナショナル響、ワルシャワ・フィル、ベルリン・フィル・ヴィルトゥオーゾ、オランダ・ハーグ管、ボルティモア響ほかがあげられる。また、ヘルベルト・ブロムシュテット、オットマール・スウィトナー、ジェイムズ・コンロン、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ウォルフガング・サヴァリッシュ、カジミエシュ・コルド、アレクサンドル・ドミトリエフ、ジャン・フルネ、クラウス・ペーター・フロール、サー・ネヴィル・マリナー、ホルスト・シュタイン、シャルル・デュトワ、ウラディーミル・フェドセーエフ、ユーリ・テミルカーノフなど、世界の第一線で活躍する指揮者との共演を重ねている。日本のオーケストラの海外ツアーにもソリストとして度々同行している。
シリーズ企画にも積極的に取り組み、2002年から2004年はスクリャービン、ラフマニノフのソナタ全曲他を全7回、2001年から2005年はブラームスの室内楽を全5回にわたり行うなど高い評価を得ている。また近年は室内楽の分野にも意欲的に目を向け、ピアノのマリア・ジョアン・ピリス、ヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイ、チェロのマリオ・ブルネロなどとも共演している。
1986年第12回ショパン協会賞を受賞し、チェコのショパン・フェスティバルに招待される。1990年モスクワ音楽院大ホールにてリサイタル。1991年ロイヤル・フェスティバルホールにおけるロイヤル・フィルとの協演でロンドン・デビュー。1994年モスクワで第10回チャイコフスキー国際コンクール、2004年にはパリでロン・ティボー国際音楽コンクールの審査員をつとめた。近年では2006年、2007年と連続してラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル(フランス)へ出演するなど高い評価を受けている。
レコーディングも活発に行い、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、数多くのCDをリリース。「スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集」、「ショパン:バラード(全曲)」、「シューベルト:さすらい人幻想曲/即興曲集」は連続してレコード芸術誌特選盤に選ばれ、好評を博している。本年4月にはアルバム「小山実稚恵 プレイズ・ラフマニノフ」をリリース。
2005年第7回ホテルオークラ音楽賞を受賞。 東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。
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