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指揮


ケント・ナガノ (指揮)
指揮
ケント・ナガノ
Kent Nagano, Conductor
Photo © Kasskara
 ケント・ナガノは明快で優雅、そして知的な指揮者として名高く、オペラとコンサートの双方で活躍、コンサートでは古典派、ロマン派、現代音楽とほとんどすべての分野を得意としている。2006/07年シーズンからモントリオール交響楽団の第8代音楽監督となり、また2006年9月には、ズービン・メータの後任としてミュンヘンのバイエルン州立歌劇場の音楽総監督にも就任した。
  バイエルン州立歌劇場での最初のシーズンは、リーム「ダス・ゲヘーゲ」、R.シュトラウス「サロメ」で幕を開け、続いてブリテン「ビリー・バッド」やムソルグスキー「ホヴァンシチナ」を指揮。2007年のミュンヘン・オペラ祭ではチン・ウンスク「不思議の国のアリス」の世界初演を行った。2007/08年シーズンにはチャイコフスキー「エフゲニ・オネーギン」、モーツァルト「イドメネオ」を、今シーズンはナガノのもとバイエルン州立管弦楽団のコンサートを、ミラノ、リンツ、ボルツァーノ、レーゲンスブルク、ニュルンベルク、ブダペスト、バーデンバーデンなどで行う予定である。
  またモントリオール交響楽団とは、今シーズン、日本ツアーのほか、3月にカーネギーホール公演を行った。昨シーズンはワーグナー「トリスタンとイゾルデ」や「タンホイザー」のコンサート形式での上演を行っており、これほどスケールの大きな公演はここ100年、モントリオールでは聴かれることのなかったものである。
  カリフォルニア生まれ。故郷との繋がりを大切にし、1978年から30年間にわたり地元バークレー交響楽団の音楽監督を務めてきたが、2008/09年シーズンを最後にこのポストを退き、その後は桂冠指揮者となる。また2007/08シーズンにはニュー・バークレー・アカデミー・アンサンブルを新しく創設。初代音楽監督として、バークレー響のメンバーたちとともに、新たな領域へと世界を拡げていく。
  ナガノはプロとしての最初の時期を、ボストンの歌劇場で働いたり、ボストン交響楽団で小澤征爾のアシスタント・コンダクターをしながら過ごした。メシアン「アッシジの聖フランチェスコ」の世界初演では、作曲者自身の依頼で重要な役割を果たしている。アメリカでの成功が、ヨーロッパでの活躍の道を拓き、リヨン国立歌劇場の音楽監督(1988−1998)、ハレ管弦楽団の音楽監督(1991−2000)、ロンドン交響楽団の準首席客演指揮者を歴任することにつながった。この間には、バーンスタイン「ホワイト・ハウス・カンタータ」やペーター・エトヴェシュのオペラ「三人姉妹」、ジョン・アダムズ「クリングホーファーの死」と「エル・ニーニョ」、ザルツブルク音楽祭でのサーリアホ「遠くの愛」の世界初演などを指揮している。
  2000年にはベルリン・ドイツ交響楽団の芸術監督兼首席指揮者に就任し、ナガノのキャリアに新たに重要な1ページが開かれた。同楽団を指揮して上演した主要なオペラには、シェーンベルク「モーゼとアロン」(ロサンジェルス歌劇場との共同制作)、ザルツブルク音楽祭でのツェムリンスキー「カンダウレス王」とシュレーカー「刻印された者たち」、バーデン・バーデン祝祭劇場でのワーグナー「パルシファル」(2004年)と「ローエングリン」(2006年)などがある。「パルシファル」「ローエングリン」「刻印された者たち」はDVDもリリースされている。 近年はハルモニア・ムンディに、バーンスタイン「ミサ」、ブルックナー「交響曲第3番」「同第6番」、ベートーヴェン「オリーヴ山のキリスト」、マーラー「交響曲第8番」、シェーンベルク「ヤコブの梯子」、ブラームス「交響曲第4番」&シェーンベルク「管弦楽のための変奏曲」など、幅広いレパートリーを録音している。任期が終了した2006年6月には、楽団員たちから同楽団の60年の歴史の中で二人目となる名誉指揮者のタイトルが贈られた。
  ロサンジェルス歌劇場の首席指揮者を2年間務めた後、2003年に初代音楽監督に就任、モーツァルト「イドメネオ」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」からR.シュトラウス「ばらの騎士」「影のない女」、プッチーニの「蝶々夫人」「トスカ」、ワーグナー「ローエングリン」「パルシファル」と幅広い演目を指揮した。そのほかの歌劇場で最近指揮した作品としては、ショスタコーヴィチ「鼻」(ベルリン州立歌劇場)、リムスキー=コルサコフ「金鶏」(パリ・シャトレ座)、ブリテン「ビリー・バッド」(バイエルン州立歌劇場)、ヒンデミット「カルディヤック」などがあげられる。
  一流オーケストラから客演指揮の要請も数多く、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響をはじめ世界を代表するオーケストラのほとんどを指揮している。
  レコーディングもエラート、テルデック、ペンタトーン、ドイツ・グラモフォン、ハルモニア・ムンディなど各レーベルに行い、リヨン国立歌劇場とのブゾーニ「ファウスト博士」、ロシア・ナショナル交響楽団との「ピーターと狼」のCDがグラミー賞に輝いた。他にもオリジナル版によるマーラー「嘆きの歌」やR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」などをリリースしている。
  2007年6月にソニーBMGとの新しいプロジェクトを発表。バイエルン州立管弦楽団とのブルックナー「交響曲第4番」(オリジナル版)などの録音を予定している。
 

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 ・ http://www.kentnagano.com/
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