ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務める大野和士は、2002年の就任以来、ワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのレパートリーに加え、細川俊夫、シャリーノなど数々の世界初演を手がけるなど多岐にわたる活動で、「モネの幸運」(仏・音楽界)「ブリュッセルの奇跡」(南ドイツ新聞)と評されるなど、欧州楽壇の注目を集めている。
モネ劇場以外でのオペラ公演では、今年6月に「ムツェンスクのマクベス夫人」でミラノ・スカラ座にデビューの他、07-08年のシーズンには、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、グラインドボーン音楽祭に一挙に出演する。また、ベルリン・ドイツ・オペラでは08-09年、09-10年の2シーズンにわたって、R.シュトラウスのオペラの指揮が決定している。
シンフォニーコンサートでの客演も、ロンドン・フィル、ボストン交響楽団、イスラエル・フィル、バーミンガム市響、フランス放送フィルハーモニー、BBC交響楽団(ロンドン、マンチェスター、ウェールズ)、ハンブルグ北ドイツ放送交響楽団、ケルン放送響、南西ドイツ放送響、ウィーン放送響、トリノ放送響、スウェーデン放送響、ミラノ・スカラ座管、ゲヴァントハウス管など多数。
東京生まれ。東京藝術大学卒。1987年にイタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。90-96年クロアチア、ザグレブ・フィル音楽監督。96-2002年ドイツ、バーデン州立歌劇場音楽監督。92-99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在、同楽団桂冠指揮者。
93年第1回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、同年に平成4年度芸術選奨文部大臣新人賞、97年出光音楽賞大賞、2002年に第1回齋藤秀雄メモリアル基金賞などを受賞。06年6月、大野和士指揮モネ劇場オペラ公演がフランス批評家大賞、ヨーロッパ大賞をダブル受賞。07年3月、平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2008年9月1日からフランス国立リヨン歌劇場首席指揮者に就任する。
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