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1959年ミュンヘン生まれ。同世代の指揮者たちのなかで、もっとも人気のある指揮者の一人である。ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、1979年から1981年にかけてチェリビダッケにも学び、そこで指揮者としての考え方について決定的な影響を受ける。またミシガン大学でグスタフ・マイヤーにも学んだ。1986年にドイツ音楽評議会の指揮者コンクールで優勝。その後ボストン交響楽団の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。
1991年から1994年にかけてザールラント州立劇場の音楽監督を務め、1993年にはウィーン国立歌劇場にデビュー、「トスカ」で圧倒的な成功を収める。その後同歌劇場の常連となり、「蝶々夫人」「マノン・レスコー」「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」「パルジファル」「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ばらの騎士」「ナクソス島のアリアドネ」などを指揮している。1994年から2000年にはマンハイム州立劇場音楽監督および芸術監督を務め、1996年にはコヴェントガーデン王立歌劇場で「神々のたそがれ」を指揮してロンドン・デビュー、1999年には「イル・トロヴァトーレ」を指揮してメトロポリタン・オペラへデビューするなど、次々にオペラ指揮者としてのキャリアを築いてきた。近年ではウィーン国立歌劇場で「カルメン」「ジークフリート」、ドレスデン州立歌劇場で「さまよえるオランダ人」、そして彼と最も緊密な関係にあるバイエルン州立歌劇場では「アイーダ」「ピーター・グライムズ」「フィガロの結婚」「ワルキューレ」「タンホイザー」「スペードの女王」などを指揮している。そのほか、ベルリン・ドイツ・オペラにも頻繁に客演している。
コンサートでは、ハンブルク北ドイツ放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン州立管、ケルン放送響、パリ管、フランス国立放送フィルなどヨーロッパの主要オーケストラに定期的に客演、北米でもボストン響、シカゴ響、ダラス響、ボルティモア響、ミネソタ管、モントリオール響、セントルイス響などを指揮している。
2005年9月フランスのリヨン国立管弦楽団の音楽監督に就任。充実した活動を続け、2007年の日本公演をはじめ、各国へのツアーやレコーディングに取り組んでいる。
また2007/08シーズンにはライプツィヒ放送交響楽団(MDR交響楽団)の首席指揮者・芸術監督にも就任し、今後の活躍がますます期待される。
日本には1997年にNHK響を指揮してデビュー、その後も定期的に客演を続け、数枚のCDもリリースしている。2000年にはウィーン国立歌劇場とともに来日し、「メリー・ウィドウ」を指揮。特に2001年から4年がかりで上演された、新国立劇場でのワーグナー「ニーベルングの指環」チクルス(通称:トーキョー・リング)の圧倒的な成功は、準・メルクルの名を日本の音楽界に強く印象づけることとなった。その他にも、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)への参加、水戸室内管弦楽団との共演など、日本での活躍もめざましい。
レコーディングは、ベルリン・ドイツ交響楽団(カプリッチョ)、イギリス室内管(EMI)、NHK響(Altus)など、モーツァルト、ワーグナー、プッチーニ、20世紀初頭のフランスの作曲家のレパートリーなどを録音しているが、また、同時代の音楽の演奏、新作オペラの上演などにも力を注いでいる。
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