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ヴァイオリン


ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
ヴァイオリン
ジェームズ・エーネス
James Ehnes, Violin
Photo © KASSKARA
ハイフェッツ、メニューイン、オイストラフ、スターン、そしてミルシュタイン.....彼らはずっと待っていた。かれらの殿堂に次に加わるにふさわしいヴァイオリニストの登場を。そしてついにジェームズ・エーネスが現れた。エーネスこそ、彼らの後継者にふさわしい! (2004年、パリ・レパートリー誌)

 ジェームズ・エーネスは、彼の世代のコンサート・ヴァイオリニストの中でも、急速に評価を高めている一人である。彼は、ウラディーミル・アシュケナージ、サー・アンドリュー・ディヴィス、シャルル・デュトワ、イヴァン・フィッシャー、ハンス・グラーフ、ミヒャエル・ギーレン、ハンス・グラーフ、リチャード・ヒコックス、パーヴォ・ヤルヴィ、アンドリュー・リットン、ズデネク・マカル、サー・チャールズ・マッケラス、デイヴィッド・ロバートソン、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、クリシュティアン・ティーレマン、そしてボビー・マクファーリンなどの著名な指揮者たちのもと、欧州、アジア、米国、カナダの各地をくまなく訪れている。最近では、ロンドン響、フィルハーモニア管、BBC響、ドイツ・カンマー・フィルハーモニー、リヨン管、チェコ・フィル、ブダペスト祝祭管、フィンランド放響などに招かれて欧州で演奏したほか、アジアではNHK交響楽団(東京)、マレーシア・フィル、香港フィル等と共演している。また、北米では、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、フィラデルフィア管、ロス・フィル、サンフランシスコ響、トロント・シンフォニー、モントリオール響などと各地を訪れている。

 リサイタルでも、エーネスはロンドン、プラハ、ワシントンDC,東京、大阪、トロント、モントリオール、ヴァンクーヴァーなどを含む世界各国の大都市を訪れている。シカゴのラヴィニア音楽祭、マールボロ音楽祭、シアトル室内楽音楽祭、ブラヴォー・ヴァリ・ヴァレイ音楽祭、「東京の夏」音楽祭、モントルー音楽祭、白夜の音楽祭などにも招かれているエーネスは、室内楽にも積極的で、チェロのヤン・フォーグラー、ピアノのルイス・ローティとのトリオでしばしば演奏しているほか、レイフ・オヴェ・アンスネスやヨー・ヨーマとも共演している。

 ニューヨーク・フィルおよびスコットランド室内管弦楽団とのツアーで多忙な夏が開けると、ジェームズ・エーネスの2005-06年シーズンが始まる。北米でのニューヨーク・フィル、シカゴ響との共演のほか、フォートワース、インディアナポリス、コロラド、グランド・ラピッズ、トロント、カルガリーの各地のオーケストラとの共演が予定されている。欧州では、ロンドン響、フィルハーモニア管、スコットランド室内管、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、ベルリン交響楽団、 そしてベルギーのリエージュ管とも共演する予定である。また、アシュケナージ指揮のNHK交響楽団とはオリヴァー・ナッセンのヴァイオリン協奏曲の日本初演を行うほか、カナダのモントリオール、ケベック、キッチナーやフランスのドーヴィルではリサイタルも予定されている。

 2004年、新しい5枚のCDがリリースされた。アナレクトラ・レーベルからは、ヤナーチェク、スメタナ、ドヴォルザークの作品集を、CBCからはウィニャフスキとサラサーテの作品集を、シャンドスからはドホナーニのヴァイオリン協奏曲第2番とルイジ・ダラピッコーラのタルティニアーナ(ともにBBCフィルと)、そしてロンドン・モーツァルト・プレーヤーズとはフンメル作曲による3つの作品をリリースしている。もっとも新しいCDは、ブラック・ボックスからリリースされたアンドリュー・ロッソ(ピアノ)との共演によるジョン・アダムスの作品集である。2005年5月には、シャンドスからの4枚目となるドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲がリリースされている(ジャナンドレア・ノセダ指揮BBCフィル)。そのほか、シューマンとフォーレの五重奏曲をルイス・ローティエ、ヤン・フォーグラー、ミラ・ワン、そして清水直子との共演でドイツ・ソニーより最近リリースしている。マリオ・ベルナルディ指揮のモントリオール響と行ったブルッフのヴァイオリン協奏曲第二番とスコットランド幻想曲は、2003年のジュノー賞で最優秀クラシック・アルバム賞を受賞している。このCDは、シャルル・デュトワ指揮のモントリオール響と録音し、2002年の同賞とカナダ・インディペンデント音楽賞を獲得したブルッフの第一番と第三番の協奏曲のCDに続くものである。2002年1月、エーネスはバッハの6つのソナタと無伴奏パルテイータのCDに対し、カンヌ・クラシック賞で年間最優秀ヤング・アーティスト賞を受賞した。このCDは、2001年のジュノー賞とベスト・クラシック・アルバムも受賞している。2002年に録音したフリッツ・クライスラーのCDは、「ジェームズ・エーネスは、驚異のヴァイオリニストである。これ以上のクライスラーは、ありえない。」(クラシック・トゥデイ誌)と絶賛を博した.

ジェームズ・エーネスは1976年、カナダのマニトバ州、ブランドン生まれ。4歳でヴァイオリンをはじめ、9歳よりカナダの著名なヴァイオリニスト、フランシス・カプランのもとで学んだ。1993年、ジュリアード音楽院入学、97年に卒業、同時にピーター・メニン賞を授与される。エーネスがその存在を初めて世に知らしめたのは、1987年のカナダ音楽コンクールでグランプリを受賞したときである。13歳でモントリオール響との共演でデビューを果たし、以来、イヴァン・ガラミアン記念音楽賞、エヴリー・フィッシャー・キャリア奨学金など、数多くの賞を受賞している。

 ジェームズ・エーネスは、フルトン・コレクションの厚意により、1715年製のストラディヴァリウスEx Marsikを使用している。

 
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