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ピアノ


エマニュエル・アックス (ピアノ)
ピアノ
エマニュエル・アックス
EMANUEL AX, Piano
 エマニュエル・アックスは、詩的な資質と超絶技巧だけでなく、幅広い演奏活動によっても知られている。毎シーズン、世界中の一流オーケストラとの協奏曲、リサイタル、様々な室内楽、新作の委嘱と演奏を重ね、ソニー・クラシカルからディスクを続々とリリースしている。
  1974年、25歳でテルアビブで開かれた第1回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールに優勝して注目を浴びた。1975年にはヤング・コンサート・アーティストのマイケルズ賞を、4年後にはエイヴリー・フィッシャー賞を受賞。1987年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、第1弾として『ショパン:スケルツォ/マズルカ』をリリース。ここ数年では、グラミー賞を受賞した『ハイドン: ピアノ・ソナタ集』、『リスト: ピアノ協奏曲集/シェーンベルク: ピアノ協奏曲』、3枚の『ブラームス: 作品集』、『アストル・ピアソラ: タンゴ』などを発売している。最新盤は、ピリオド楽器のエラールを使用した『ショパン: ピアノと管弦楽のための作品全曲』(2枚組)と『ブラームス: ピアノ協奏曲第2番』(ハイティンク指揮ボストン交響楽団と共演)で、ノンサッチ・レーベルから『ジョン・アダムズ: 協奏曲《Century Rolls》』(クリーヴランド管弦楽団と共演)もリリースされた。
  ここ数年、アックスは20世紀の作曲家に注目し、マイケル・ティペット、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、パウル・ヒンデミット、エルザ・レーダーマン、ピーター・リーバーソン、ジョゼフ・シュワントナー、ウィリアム・ボルコム、アンドレ・プレヴィン、アーロン・コープランドらの作品を取り上げている。1997年9月、ジョン・アダムズによるピアノ協奏曲《Century Rolls》をクリーヴランド管弦楽団と世界初演し、翌1998年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とヨーロッパでも初演した。この作品はその後もシカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団と演奏し、2000年4月にはクリーヴランド管弦楽団と共にカーネギー・ホールでニューヨーク初演を果たした。1999年5月、クリストファー・ローズがアックスのために書いた協奏曲《Seeing》をニューヨーク・フィルと初演。2000年1月にはボストン交響楽団とブライト・シェンの新作《Red Silk Dance》を初演し、11月にはニューヨーク・フィルとも演奏した。
  新作の演奏は、2001/02年シーズンにも行い、クシシトフ・ペンデレツキによるピアノ協奏曲をサヴァリッシュ指揮のフィラデルフィア管とカーネギーホールおよびフィラデルフィアで世界初演する。この他、今シーズンの主な活動としては、ピアニスト、イェフィム・ブロンフマンとのピアノ・デュオ・ツアー、フィラデルフィアの新しいキメル・センターのオープニング・ガラ・コンサート出演(ヨーヨー・マ、イツァーク・パールマン、フィラデルフィア管弦楽団と共演)、イスラエル・フィル、ミュンヘン・フィル、東京のNHK交響楽団、ロスアンジェルス・フィル、モントリオール交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ナショナル交響楽団、トロント交響楽団との共演が挙げられる。
  室内楽にも意欲的で、ヤンウク・キム、チョーリャン・リン、ヨーヨー・マ、ピーター・ゼルキン、ジェイミー・ラレードらと定期的に演奏し、今は亡きアイザック・スターンと頻繁に共演してきた。
  ヨーヨー・マとの一連のレコーディングでは、ベートーヴェンやブラームスのソナタなどが3つのグラミー賞に輝いている。この2人にリチャード・ストルツマンが加わったクラリネット三重奏曲のアルバムもグラミー賞を受賞し、パメラ・フランク、レベッカ・ヤング、エドガー・マイヤーとはシューベルトの五重奏曲《ます》を演奏。アックス−スターン−ラレード−マの四重奏はアメリカ、ヨーロッパで演奏し、ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザーク、フォーレ、ベートーヴェン、モーツァルト、シューマンのピアノ四重奏曲などをソニー・クラシカルにレコーディングした。ブロンフマンとのラフマニノフの2台ピアノ作品集のディスクが今秋のツアーに合わせて発売の予定である。
  ポーランドのリヴォフで生まれ、少年時代に家族と共にカナダのウィニペグに移った。ジュリアード音楽院プレ・カレッジで勉強するにあたっては、アメリカ・ボーイズ・クラブのエプスタイン奨学金の大きな支援があり、続いてヤング・コンサート・アーティスト賞を受賞した。ピアノの師はミエチスラフ・ムンツ教授である。
  アックスはコロンビア大学でフランスを修めた。夫人のピアニスト、ヨウコ・ノザキと2人の子供たち、ジョゼフ、サラと共にニューヨークに住んでいる。
 
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