●プロフィール
1995年ベルリン・フィルの首席弦楽器奏者たちによって結成。彼らがラトル、アーノンクール、ヘレヴェッヘ、ガーディナーら、正統的演奏・解釈の実践者たちとともにベルリン・フィルで培ったバロック演奏の経験と情熱が結成の原動力となった。リーダーのライナー・クスマウルは93年から98年までベルリン・フィルの首席コンサートマスター。今やベルリンの古楽演奏界をリードするアンサンブルとして広くその名を知られている。時にゲストを迎え、スタンダードなバロック・レパートリーから、採り上げられることの少ない作品までを紹介。
●コンサート評から
ヴィヴァルディ、テレマン、J.S.バッハの6作品が弾かれたが、バッハの管弦楽組曲第2番も含め、すべて協奏曲である。(中略)リーダーのクスマウル、ヴィオラ・ダモーレのクリスト、チェロのファウストなど、名うてのソリストたちが次々と華やかなソロを競ったのは壮観だった。奏法は基本的に古楽奏法で、付点リズムの扱いや同一楽章内でのトゥッティの人数の増減などに独自の考えや工夫がうかがえたのも興味深かった。ただ彼らの演奏からはそうした楽器や奏法、様式などの面はともかく、演奏で最も大切なことはあくまで演奏家自身の語法、音楽性だということを図らずもあらためて示唆してくれたようにも思えた。
(12月4日 東京オペラシティ)
結城 亨(音楽の友 2004年2月号)
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