| 圧倒的人気を誇る弦楽四重奏団の至宝
メンバー
ギュンター・ピヒラー (ヴァイオリン)
ゲアハルト・シュルツ (ヴィオリン)
イザベル・カリシウス (ヴィオラ)
ヴァレンティン・エルベン (チェロ)
「アルバン・ベルク四重奏団という名のひとつの驚異」「驚くべき完璧さ」など、実力、人気ともに世界最高の賛辞を集め続けて揺るぎない。20世紀の大作曲家アルバン・ベルクの名を冠していることに象徴されるように、ウィーン古典派から新ウィーン楽派に至る音楽を中核に、古典から前衛まで幅広いレパートリーを持っている。完璧で圧倒的な表現力は多くの作曲家の創造意欲を刺激し、ベリオ、シュニトケ、リームら、現代の優れた作曲家たちが彼らのために作品を書いている。
CDもその多くが“決定盤”と評価され、世界中で30もの賞を受けている。なかでも『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集』は売り上げ100万枚を突破している。
モーツァルト生誕250年を記念して、今年は彼らのレパートリーの中でもとりわけ人気の高い、モーツァルトの弦楽四重奏曲をバルトークの弦楽四重奏曲とともに取り上げる。驚異的な表現力で聴くものを魅了し続ける、アルバン・ベルク四重奏団の熱演に期待が集まっている。
CD=EMI
●プロフィール
ウィーン・フィルの元コンサートマスター、ピヒラーにより1970年に結成。世界中の主要都市や音楽祭で演奏し、ウィーン、ロンドン、チューリヒ、パリ、ケルン、フランクフルトでコンサート・シリーズを主宰。全員がウィーン音楽大学の教授であり、ケルン音楽大学でもアマデウス弦楽四重奏団の後を継いで教授を務めるなど、後進の育成にも力を注いでいる。
●コンサート評から
彼らの演奏はもう何度聴いたことだろう。通うたびに常に新しい感動を与えられ、心豊かに帰途につく演奏会はそうはない。だが今回創立33周年を迎えた彼らのさらに円熟した演奏が聴けた喜びは大きかった。(中略)この四重奏団の看板でもあるベルクの弦楽四重奏曲作品3については多言は要すまい。その入念な仕上がりやいささかの緩みもない表現は、やはり他の追従を許さない名演だった。(5月28日 紀尾井ホール)
結城 亨 (音楽の友 2003年7月号)
|